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アゼルバイジャン国際銀の債務不履行、カザフスタンへの飛び火を懸念

5/30(火) 13:43配信

Bloomberg

アゼルバイジャン最大の銀行による債務不履行の衝撃が、カスピ海対岸のカザフスタンにも波及しつつある。

アゼルバイジャン国際銀行の元利支払い不履行と債務再編提案での20%の元本減額の要請により既に痛手を負っている投資家は、次に倒れるドミノはカザフスタンのカズコメルツ銀行ではないかと心配し始めた。同行発行の2億5000万ドル(約280億円)の劣後債は、償還日まであと2週間にもかかわらず額面を下回る価格で取引され、同行の支払い能力が疑問視されていることを示している。

カズコメルツ銀は劣後債を巡り自行の資金で全額を支払う予定だと5月26日に発表したが、同債券の取引価格は額面(100セント)割れが続いている。ただ29日の価格は3営業日連続の値上がりで96.67セント。

アゼルバイジャン国際銀は10日に1億ドルの劣後ローンの元利払いを停止。その後、33億ドルの外貨建て債の再編を目指している。

ブルームバーグがまとめたデータによると、カズコメルツ銀の債務総額は38億ドル。2017年6月償還債の他に、来年5月に3億ドル、22年12月に7億5000万ドルが償還を迎える。後者は今年6月に繰り上げ償還が可能。

原題:Default Alarms Go Off as Bank Failure Ricochets From Azerbaijan(抜粋)

Nariman Gizitdinov, Olga Voitova

最終更新:5/30(火) 13:43
Bloomberg