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ゴールドマン糾弾-人道より金もうけとベネズエラのボルヘス議長

5/30(火) 18:13配信

Bloomberg

米ゴールドマン・サックス・グループが国営ベネズエラ石油(PDVSA)の社債を購入したことはマドゥロ政権の非人道的政策の支援につながるものだと、野党勢力が主導権を握るベネズエラ議会のボルヘス議長が批判した。

ゴールドマンの資産運用部門が最近、額面28億ドル(約3110億円)相当のPDVSA債(2014年発行)を額面1ドルにつき31セント、総額8億6500万ドル前後で購入したと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日に関係者の話を基に報じていた。 同社債を保有していたベネズエラ中央銀行はメッセージに返答していない。

ボルヘス議長はゴールドマンのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)に宛てた書簡で、「ゴールドマンがベネズエラ国民の苦しみに乗じて容易に金をもうけようと決めたことは明らかだ」と糾弾。ブルームバーグ・ニュースが書簡を確認した。この取引について議会が調査するとした上で「将来ベネズエラに誕生する民主政権に対し、この債務を認めず履行しないように勧告するつもりだ」と表明した。

野党側は財政難に苦しむマドゥロ政権を支援しないようウォール街の銀行に働き掛けている。ベネズエラでは資金を確保し公的債務の支払いを続けるため食料・医薬品の輸入が減らされる中で、国民の反発が広がり2カ月近くにわたり政府に対する抗議活動が続いている。

ゴールドマンは29日遅くの電子メールで「状況が複雑で変化しつつあり、ベネズエラが危機状態にあることは認識している」とし、「ベネズエラ国民の生活を改善しなければならないということには同意する。それにつながると考えたことが、この投資の一因だ」と弁明した。

原題:Goldman Panned by Venezuela Opposition Over Alleged Bond Buy (1)(抜粋)Goldman Sachs Defends Venezuela Bond Deal Vilified by Opposition

最終段落にゴールドマンのコメントを追加します.

Ben Bartenstein

最終更新:5/31(水) 0:59
Bloomberg