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ブレイナードFRB理事:軟調なインフレ継続なら利上げの道筋再考も

5/31(水) 4:21配信

Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は世界の景気見通しが明るさを増し、米国の成長も持ち直すと見込まれるものの、軟調なインフレ環境が長期化した場合に自分は金融政策の今後の道筋を見直す可能性があるとの見解を示した。

理事は30日、ニューヨークで講演。事前に配布された原稿によれば、「軟調なインフレデータが根強く続くのは憂慮すべき状況であり、そうした場合、私としては最終的に政策の適切な道筋を見直すことになる可能性がある」と指摘。その上で、「近くフェデラルファンド(FF)金利を調整し、バランスシートの縮小を開始するのが適切となる可能性が高い」というのが自身の予想のベースラインだと説明した。

ブレイナード理事は、「経済を見ると、完全雇用に近いことを示すシグナルと、インフレ面での進展が鈍化しつつある可能性を示すデータとの間で緊張関係が見られる」とし、「この雇用の進展とインフレの進展不足との間の緊張が根強く続けば、私としては将来のFF金利に関して予想される道筋を見直すことになる可能性がある。ただ、現時点でその判断を下すのは時期尚早だ」と述べた。

このほか4兆5000億ドル(約500兆円)に上る金融当局のバランスシートについては、当局が最終的な水準をあらかじめ設定することはないとの考えを示した。

理事は「どの程度低い水準に減らせるかについて、前もって正確に知ることは困難だ」とし、「最低水準は保有準備の構造的な需要や、需要と供給の短期的な変動性に左右される」と説明した。

原題:Fed’s Brainard Says Soft Inflation May Warrant Rate Rethink (1)(抜粋)

Jeanna Smialek

最終更新:5/31(水) 4:21
Bloomberg