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米国債:上昇、月末のポジション調整や海外のリアルマネーが支え

5/31(水) 5:48配信

Bloomberg

30日の米国債相場は上昇。朝方は一連の経済指標を消化する展開で小動きだったが、午後の取引でじりじり上げ幅を拡大した。月末を控えて海外のリアルマネーが10年債や30年債に買いを入れたほか、ポジション調整に伴うショートカバーも米国債を支えた。

ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.21%。

朝方発表の米経済指標は相場でほとんど材料視されなかった。商務省が発表した4月の米個人所得が前月比0.4%増で市場予想に一致。民間調査機関コンファレンスボードの5月の消費者信頼感指数は市場予想を小幅に下回った。

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は講演で、軟調なインフレ環境が長期化した場合に自分は金融政策の今後の道筋を見直す可能性があるとの見解を示した。また、経済が深刻な悪影響による衝撃に直面するような事態になれば、再投資縮小過程の変更が必要になってくるとも述べた。

複数の投資銀行系ストラテジストは、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)を2週間後に控え、米国債市場では金融当局のバランスシート縮小方針と金融政策が焦点になっていると指摘した。

この日の投資適格級の社債発行では、eベイを含む3社が総額32億ドルを起債するにとどまり、米国債相場に与える影響は限定的だった。

原題:USTs Grind Higher as Positioning, Real Money Buying Underpins(抜粋)原題:U.S. Stocks Slip From Records, Treasuries Advance: Markets Wrap(抜粋)

相場を更新し、第4段落以降を追加します.

Edward Bolingbroke

最終更新:5/31(水) 6:34
Bloomberg