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「北朝鮮の友」が世界にはまだ多数-トランプ米大統領の頭痛の種

5/31(水) 7:03配信

Bloomberg

トランプ米大統領は北朝鮮の核の脅威に関して中途半端な姿勢は取らない。「北朝鮮に味方するか米国に味方するかのどちらかだ」と、ヘイリー米国連大使が今月記者団に語った。「北朝鮮に物資や支援を提供する国を、米国は糾弾する」と述べた。

北朝鮮に対する制裁にもかかわらず、世界で数十カ国が今も北朝鮮と外交や通商関係を結んでいる。トランプ米大統領は北朝鮮の核およびミサイル開発に歯止めをかけるため、この是正に取り組んでいる。北朝鮮は米国の警告に対し、「全ての国が米国の意思に従うことを求める米国の略奪者的論理」を国際社会は拒否しているとやり返した。

GRAPHIC: Kim Jong Un’s Big Nuclear Push is Closing in on America

事実はどうだろうか。

貿易

2006年の初回の核実験以降、国連の制裁は一貫して強化されているが、それでも昨年の北朝鮮の対外貿易は約66億ドルに上った。約90%を占める最大の相手国は中国。

外交

北朝鮮に関する全米委員会によると、北朝鮮は1948年の建国以降、164カ国との間で外交関係を樹立している。歴史的に最も近しいのはロシアと中国だが、その後も相手国を増やし、より近年には英国やドイツとも国交を樹立している。

大使館

北朝鮮は世界の47カ国に大使館を置いている。そのうち24カ国は在北朝鮮大使館を持つ。こうした大使館の支出は北朝鮮政権が必要とする現金の供給源となる。

「出稼ぎ」

韓国外務省の推計によると、最大で6万人の北朝鮮国民が世界の50カ国余りで働いている。これらの「出稼ぎ」労働者は年間15億ー23億ドルを稼ぎ、国連によればその60-90%が北朝鮮に送金されている。

レストラン

韓国外務省によると、約100の北朝鮮料理レストランが世界の十数カ国に散らばっている。国際社会がこうしたレストランの利用を避けるよう呼びかけているため、2013年の130店前後からは減っている。

原題:North Korea Friends, It’s Time to Choose: Trump or Kim Jong Un(抜粋)

David Tweed, Adrian Leung

最終更新:5/31(水) 7:03
Bloomberg