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【広島】堂林400日ぶり弾&誠也球団8000号で今季2度目の7連勝

6/1(木) 6:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 西武4―9広島(31日・メットライフドーム)

 広島が今季2度目の7連勝を飾り、セ・リーグ首位を守った。5回、かつて鯉のプリンスと呼ばれた堂林が今季1号のダメ押し3ラン。この回一挙6得点で交流戦の連勝発進を決めた。2位の阪神も鮮やかな完封リレーで、11年ぶりの交流戦連勝スタート。セ・リーグは両球団以外はすべて黒星と、巨人などライバルが寝てる間に“2強”状態となりつつある。

 打った瞬間、堂林は確信した。忘れかけていた極上の感触。昨年4月26日のヤクルト戦(神宮)以来、ちょうど400日ぶりとなった今季1号は、勝利を決定づける3ランだ。一塁ベースを回ったところで、右拳を強く握った。「ただ反応できた。感触は良かった」と甘いマスクを緩ませた。

 5回にリードを4点に広げてなおも1死一、三塁。小石のインハイ直球をコンパクトに振り抜き、左中間席中段へ完璧に運んだ。

 入団3年目の2012年に14本塁打を放ち、一躍スターダムへ。「鯉のプリンス」とも呼ばれ、輝かしい将来が約束されていると誰もが信じ切っていた。

 しかしその後、成績は下降線をたどった。「何かを変えたい」。昨シーズン終了後、新井に弟子入り。年明けには護摩行にも同行するなど、「心技体」全てを鍛え直した。キャンプの時期も「今までにない感覚」と充実感を漂わせ、今季こそはの手応えを誰よりも本人が感じ取っていたはず。ただ、チームの外野は層が厚く、出番はなかなか巡ってこなかった。スタメンはこの日で4試合目。たまったうっぷんを爆発させた。

 “師匠”の新井は5回、ネクストで堂林が見つめる前で1死満塁から右前へ2点打。何度も食事をともにし、アドバイスを送り続けてきた弟分を自らのバットで励ました。「(堂林は)難しいボールをよく打った。ナイスバッティング。オレは何もしてないよ。打ったのは彼なんだから」と、うれしそうに目を細めた。

 会沢も4回に逆転2ランを放つなど、6、7、8番の3人で計7打点。どこからでも点の取れる打線は、さらにすごみを増してきた。昨季の交流戦はセ・リーグ最上位の3位。例年、ライバル5球団が苦しむ中で連勝発進を決めて7連勝。緒方監督も「堂林も少ないチャンスで、こうやって結果を見せてくれたね」とうなずいた。元プリンスまで復活し、カープは手がつけられなくなってきた。(角野 敬介)

最終更新:6/6(火) 7:05
スポーツ報知