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石川遼、宮里藍との出会いから抱く思い

6/1(木) 8:33配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(5月31日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392 yd(パー72)

【画像】テレビマッチで石川遼と宮里藍が共演!

2003年にアマチュアとして30年ぶりに国内女子ツアーで優勝した宮里藍と、07年に高校生として初めて国内男子ツアーを制した石川遼。ともに日本で一大ブームを巻き起こした後、2人は米国へ挑戦の場を移した。石川は宮里の引退に何を思ったのか?

―引退を聞いて、どう思った?
みんな驚いたと思うけど、いまの藍さんの実力を持った選手がいたら、普通引退なんて考えないと思う。でも、世界一になった人にしか分からない感覚がそこにあって、藍さんだからこその判断基準だったのかなと思う。自分には分からない感覚だろうなという部分はある。

―アマチュア優勝して、プロになってというのは同じ流れだった。
いまの日本の女子ゴルフがあるのは、藍さんの影響が大きいと思う。(横峯)さくらさんとかもいましたけど、日本女子ゴルフの象徴の1人。自分も藍さんが優勝した年(2003年)に千葉CC野田コースで開催された「日本女子オープン」を見に行って、17番で「ナイスパー!」って言ったら、小学6年の僕の目を見て「ありがとう」って声を掛けてくれて、「絶対こういうプロゴルファーになりたい」って思った。小学2年でジャンボ(尾崎)さんにサインをもらったときもそれに近い感覚だった。本当に多くのことを学んだし、自分も子どもに夢を与えられるような存在になりたいと思わせてくれたきっかけは藍さん。ぼく以外に何千人も、そういう経験を藍さんからさせてもらっていると思う。

―藍プロから学んだことは?
うまくいくときも、いかないときも、藍さんは自分と向き合うことに徹していた。アメリカで初優勝するまでに時間が掛かったけど、うまくいっていないときもハキハキして明るかった。そういうときの、そういう姿勢が、初優勝につながっていると思う。いま自分がこういう状況にいて、自分と向き合うことがいかに難しいかっていうのはすごく思う。自分も試合の一打から多くを学ぼうと思ったらそういう姿勢にならないといけないし、適当にやっていたら学べない。

―モチベーションの低下という理由を自分に当てはめて思うことは?
それはないですかね。世界一になった人と、なっていない人の違いだと思う。だから、タイガー・ウッズが長い間世界ランク1位でいたことのすごさというのが、藍さんがそういう風に感じるんだっていうところから分かる。タイガーもそういう時期があったと思う。

―自分の引退のイメージは?
まったく考えたことはないけど、(ジャック)ニクラスさんも、(アーノルド)パーマーさんも、みんなそれぞれの生き方があってカッコイイ。藍さんもゴルフを愛している人だと思うし、これからのことは決まっていないと言うけど、あの藍さんは変わらないと思うので、僕はそれでいいかなと思います。

(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)