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値持ちのいい展開、材料なく上値は限られそう

6/1(木) 8:10配信

ZUU online

今朝は雨がぽつぽつと降って蒸し暑く、梅雨空という雰囲気です。株式市場も米国株も日本株もなんとなくすっきりとせず、指数は冴えない展開が続いています。個別にみていけば、米国ではアップルなどが上昇を続け、日本でも食品株の一角などは上昇がかなり続いているという感じです。

一方で、商社株などを筆頭に下落が続いている銘柄も多く、相場全体が動かないというよりは上昇しているものは上昇が続き、下落しているものは下落が続いて指数は動きがないという感じです。空売りが異常に積み上がっていることなどもあり、それだけ市場参加者が偏っているということなのだと思います。参加者が増えてこないことには市場全体の盛り上がりもないのでしょうが、こういうときこそ「人の行く裏に道あり花の山」ということになるのではないかと思います。

米国市場が冴えない展開となり、為替も円高気味という割には夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとしていたという感じです。本日の日本市場は案外値持ちのいい展開になりそうです。ただ、積極的に買い上がる材料にも乏しく、空売りの買戻しなどは入るのでしょうが、それだけでは上値も限られそうです。小型銘柄などの値動きの軽いものに買いが集まるということでしょう。

19,700円を再度しっかりと抜けてくるだけの材料があるかどうかという感じです。逆に上値の重さが嫌気されて買戻し一巡感が出て来ればさらに下値の19,500円水準という節目を試すことになるのでしょう。米国市場で動きが出るまでは「閑散小動き」という状況が続くのではないかと思います。

■本日の投資戦略

昨日も異様に値持ちは良いという感じでしたが、昨晩も米国株が軟調、為替も円高気味という状況でも夜間取引で日経平均先物が買われる場面も見られました。本日の日本市場も値持ちのいい展開になりそうです。ただ、逆に言えば上値を買い上がる材料もないということで上値は限られそうです。

米国の経済指標の発表待ちという感じになってきました。米国の金利上昇があるのかどうか、そしてそれに連れて為替が円安に振れるのかどうかということなのでしょうが、債券から株式へのシフトも一段落となっった感もあり、また、米国での6月利上げも織り込まれているとすれば、米国市場も調整となる可能性もあり、連れて日本市場も調整となりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:6/1(木) 8:10
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