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【日本ハム】佑、623日ぶり勝った!札幌Dでは975日ぶり勝利!背番1の白星は球団68年ぶり!

6/1(木) 5:01配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム6―1DeNA(31日・札幌ドーム)

 日本ハム・斎藤が623日ぶりの1軍勝利を挙げた。今季2度目の先発でDeNA打線を相手に6回途中5安打1失点と好投。ツーシームでバットの芯を外す新スタイルを確立した。15年9月16日のロッテ戦(QVC)以来、背番号が「18」から「1」に変わってからも初勝利。4番・中田が3安打で自己最多タイの5打点を挙げ勝利をアシストし、連敗を3で止めた。

【写真】先発の前日、外野ダッシュを繰り返し汗を流す斎藤

 待ちに待った札幌ドームのファンに、最高の笑顔で応えた。斎藤自身も待ちこがれたお立ち台。本拠地では975日ぶりの白星に「うれしいです。いや(間隔が空いて)うれしくないです。ちょっと長かったなと。すみませんでした」と“謝罪”した。6回、先頭の桑原に左越え二塁打を許し降板も、5安打1失点と試合を作った。

 プロ7年目。もがき苦しんでようやく自分のスタイルにたどり着いた。プロ入り2年目の12年秋に右肩を負傷。思うような投球ができなくなった。速い直球があるわけではない。フォークで空振りを取る投球に活路を見いだした時期もあったが、続かなかった。

 今季はツーシームを解禁。横の動きで芯を外し、ゴロで打ち取るスタイルで生き抜く覚悟を決めた。春先にはプレートの位置を右打者なら真ん中、左打者なら一塁側と変え、いかに打者にとって打ちづらいか研究。今は真ん中に立ち、両サイドを効果的に攻めている。

 今季1軍初先発だった4月6日のロッテ戦(ZOZO)では6回途中3失点と粘投も黒星。その後、2軍で打たれても新スタイルを貫いた。この日は最速143キロながら、初回無死一塁で梶谷を外角ツーシームでの三ゴロ併殺打。「ゴロを打たせる。フルスイングさせない意識。1人1人集中していきました」と信じて磨いた技術で自らを救った。

 1軍未勝利に終わった昨オフ、背番号「18」を返上。「1」を背負った。輝いていた早実、早大時代の栄光の番号だ。栗山監督は「変えるなら若くしないと。多くなるのは意味がない。ダメでそうするわけではないから。とにかくドロドロになってやりなさいと伝えた」と、舞台裏を明かした。「重いですけど応えないといけない」と佑。配慮に感謝し、身が引き締まった。

 行動にも移した。オフは個人トレーナーのケビン山崎氏に師事し、体幹を鍛え抜いた。1月には極秘でグアムに渡って体をいじめた。2月のアリゾナキャンプでは、体を引き締めるため炭水化物を抜いた食事に終始。休日にはチキンサラダを求め外出した。変わりたい一心だった。

 やっと通算15勝。「やってきたことの8割は出せた。出来すぎだけど、今日の投球を最低限にしないといけない。1勝、2勝で終わるわけにはいかない」。生まれ変わった斎藤が白星を積み重ねていく。(岸 慎也)

 ◆記録メモ

 今シーズンから背番号を1に変更した斎藤(日)が、今季初勝利。チームで1番を背負った投手が勝ったのは、東急時代の49年に3勝を挙げた米川泰夫以来、68年ぶり。2リーグ制(50年)後では、斎藤がチーム初。

最終更新:6/1(木) 10:55
スポーツ報知

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