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ドル/円2週間ぶり安値、米政治情勢緊迫化で=NY市場

6/1(木) 6:43配信

ロイター

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 31日のニューヨーク外為市場では、ドルが円に対して一時、2週間ぶりの安値に下落。ドルはユーロに対しては過去1週間強で最低の水準となった。米国の政治情勢が緊迫化する中、ドルを売る動きが広がった。

終盤のドル/円<JPY=>は0.1%安の110.67円。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%高の1.1236ドル。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.3%安の96.99で推移している。

欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を維持する方針を明確に打ち出しているにもかかわらず、ドルはユーロに対して5月に月間では過去1年強で最大の下げを記録。主要6通貨に対するドル指数も月間では1月以降で最大の下落率となった。

コモンウエルス・フォーリン・イクスチェンジのチーフ市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「トランプ政権の大胆な景気刺激策への期待を剥落させた米政界の機能不全によって、ドルは圧迫され続けている」と述べた。

この日発表された米経済指標は、強弱入り混じる内容だった。全米リアルター協会(NAR)が発表した4月の中古住宅販売仮契約指数は2カ月連続で低下。シカゴ地区購買部協会が発表した5月の景気指数は上昇した。

これらの経済指標は、米連邦準備理事会(FRB)が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るとの観測に、ほとんど影響を与えなかった。先物市場は現在、FRBが6月に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる確率を86%と織り込んでいる。

ただ、そうした観測は6月のFOMCまでに発表される経済指標に大きく左右される可能性がある。特に市場は、2日に発表される5月の米雇用統計に注目している。

一方、来週に実施される英総選挙で与党保守党が依然としてリードしているとの世論調査を受け、ポンドは持ち直した。終盤のポンド/ドル<GBP=>は0.2%高の1.2883ドル。

ドル/円 NY終値 110.75/110.80

始値 110.79

高値 110.92

安値 110.50

ユーロ/ドル NY終値 1.1241/1.1246

始値 1.1212

高値 1.1252

安値 1.1211

(表はロイターデータに基づいています)

最終更新:6/11(日) 13:16
ロイター