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世界「税金が高い国」ランキング20 日本は7位!

6/1(木) 18:10配信

ZUU online

税金と聞くと”取られる”イメージが大きいが、普段何気なく利用している道路や橋などの社会整備、生活に苦しむ人たちを救援する保護活動など、国全体が元気になるために必要なものでもある。

ここでは世界の税金事情を探るべく、世界の地理情報を提供するWorldatlasが報じた「世界の税金が高い国」を元に、所得税の最高税率が高い国を紹介していこう。所得税の最高率が同じでも所得対象金額が他国に比べて低い場合や、消費税や相続税など、その他の税率を総合的に比較し順位を出している。

■10位 アイルランド
――年収450万円以上は48%、法人税12.5%

アイルランドでは40,696米ドル以上(450万円 1米ドル=110.93円換算、以下同)の年収のある国民に対し48%の税金を徴収しているが、法人税に関しては12.5%という好意的な税率が設定されている。米国のGoogle本社は「ダブルアイリッシュ」「ダッチサンドイッチ」と呼ばれる節税対策に乗り出し、Google Ireland Holdingsに海外のビジネスライセンスを与えた。同社の管理会社はタックスヘイブンのバミューダ諸島であるため法人税も免除される。同じく税金逃れでアイルランドに拠点を置いたアップルについては記憶に新しい。ちなみにアイルランドでは食料品の消費善は0%である。

■9位 フィンランド
――年収967万円以上は49.2%

フィンランドの平均年収は31,000米ドルであるが、87,222米ドル以上の年収で49.2%の所得税がかかる。教育水準の高いフィンランドでは税金を学校の先生に充てる割合が非常に高く、そのレベルは世界屈指であるという。加えて、北欧型の高福祉高負担制度を維持するための策でもある。

■8位 イギリス
――年収2,600万円以上は50%

イギリスで234,484米ドル以上の年収があると、その50%を所得税で持っていかれてしまうが、14,000米ドル以下ならノータックスである。金持ちには無残にも政府にそっぽを向かれてしまう現状があるが、無料医療制度や高福祉国家を支えるために必要な財源でもある。

■7位 日本
――年収4,000万円以上は45%

日本は世界第7位である。日本は年収が1800万円を超えると所得税が一気に上昇し40%に、また4000万円を超えると45%になる。

東京はニューヨーク、ロンドン、パリを抜き、世界一ミリオネアが多い都市であるが、数十億単位で稼いでいる人もざらにいる。加えて、一般庶民にのしかかる消費税の高さについては、お隣中国には及ばないものの国民いじめに相当するといってよいだろう。

■6位 オーストリア
――年収826万円以上は50%、法人税は25%

ドイツ語を母国語とする人口800万人のオーストリアでは、収入が74,442米ドル以上あると、50%が所得税で徴収される。法人税は25%で、入場券や宿泊費は13%、資本収益税は27.5%と高税率である。すべては低迷する経済の活性化が目的であるとされる。

■5位 ベルギー
――年収475万円以上は50%

1200万人の人口を抱えるベルギーはヨーロッパ諸国の人たちが「ホーム」と呼ぶ居心地の良い国であるが、所得税は38,080ユーロ以上で50%、10,860ユーロ以下は非課税となる。

消費税は商品やサービスによって異なり、たとえば新聞・雑誌は0%、食料品、薬、宿泊などは6%、レストランは12%、衣料品、アルコール、車は21%となる。税金が高い背景には手厚い社会保障の他、テロ対策や難民受け入れなどがある。

■4位 オランダ
――年収が828万円以上は52%

チューリップがトレードマークのオランダは1992ユーロまでが36.55%、66,422ユーロを超えてしまうと52%の所得税がかかる。低所得者には健康保険を含む各種費用が払い戻しされる仕組みにはなっているが、所得税に非課税ゾーンがないことには驚きだ。

ちなみに法人税は、20万ユーロ未満が20%、それを超えると25%になる。オランダの刑務所はまるでリゾートホテルのようだというが、近年20か所以上が閉鎖された。国民の声「むしろ社会復帰に役立てるべき」が政府に届いたのか。

■3位 デンマーク
――国民平均一人当たり55.38%

高福祉国家の一つデンマークは世界で3番目に税金の高い国である。人口570万という小さな国家を国民1人1人が高い税金を払いながら支え合っている。国民平均一人当たり55.38%の所得税を払っている。年齢別、目的別に開かれるソーシャルプログラムが多く、心地よい生活を根差した政府の指針がうかがわれる。デンマークは世界で一番幸せな国民にも選ばれており、いくら高税金であっても生涯的に保障された生活が約束されているため、不満に感じることも少ないそうだ。

■2位 スウェーデン
――最大所得税は56.6%

世界で2番目に税金が高い国はスウェーデンであった。高福祉国家を支える税源は56.6%という高い所得税からも容易に想像できる。消費税は一律25%と驚異的ではあるが、医療費、教育費(小中高・大学すべて)、年金、出産費用が無料、ベビーカーを押す母親は市営バスの利用がタダで相続税もない。さらに育児休暇制度の取得率も高く、子供が8歳になるまで合計480日の休暇が取れる。これこそ超合理的な社会の仕組みであろう。

■1位 アルバ
――最大所得税は58.95%

カリビアンに浮かぶ美しい国アルバ。世界一税金の高い国として堂々と名を挙げた。オランダの教育方針を取り入れた質の高いエデュケーション・システム、整備されたインフラ、各種豪華アメニティ施設が自慢の国だ。カリビアン諸国の中でも最も収入が高い人たちが生活していることでも知られ、最大所得税58.95%をものともしない勢いである。

以上、税金の高い国ランキングをご紹介した。北欧諸国を良い例に、いくら税金が高くても国民が幸せに感じられるというのは、高税金が必ずしも「苦しい」「不幸」ではないことを証明している。もっとも、国民は税金の使途をシビアに観察しているわけで、本当に国民のために使われていれば、皆ハッピーなのである。(ZUU online 編集部)

最終更新:6/1(木) 18:10
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