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バドミントン桃田賢斗 復帰戦「号泣V」も東京五輪へ立ちはだかる壁

6/1(木) 16:35配信

東スポWeb

 乗り越えなくてはならない壁はまだまだ続く。バドミントンの日本ランキングサーキット大会最終日(31日、さいたま市記念総合体育館)、男子シングルス決勝が行われ、違法賭博による無期限の競技会出場停止処分から復帰した桃田賢斗(22=NTT東日本)が世界ランキング53位の上田拓馬(28=日本ユニシス)に2―1で勝ち、優勝した。

 1年間のブランクを感じさせず、日本代表選手に勝利した直後は涙を流した。「つらい時に支えてくれた方々、バドミントンができる環境をつくってくれた方々との思い出がこみ上げてきた」。試合勘はまだ戻りきってはいないが、元世界2位のポテンシャルを見せつける結果となった。

 2020年東京五輪出場に向けて記した大きな一歩。ここから一気に巻き返しを図りたいところだが、そう簡単にはいかないのが現実だ。

 今後は五輪など主要国際大会出場のために世界ランクポイントを稼ぐことが必要。7月には自費参加で国際大会2試合にエントリーすることが特例で認められた。しかし桃田は現在ポイントがなく、出場希望選手多数の場合は上位者が優先されるため、大会に出場できない恐れもある。東京五輪金メダルを狙える存在だけに、国際大会派遣機会も多い日本代表への早期復帰を求める声が出ているが「世間に対する示しもある」(日本バドミントン協会関係者)と即代表復帰とはいかないムードもある。

 以前は冗談も飛ばす明るい青年だった。しかし、今大会期間中は笑顔もほぼなし。「感謝の気持ち」「コートに立たせていただいている喜び」という言葉を毎日、何度も繰り返した。出場停止期間中の猛省は今も変わらない。困難を乗り越え、東京五輪で輝くことはできるか。

最終更新:6/1(木) 16:35
東スポWeb