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“売り手市場”就活ヤマ場 静岡県内企業、面接解禁

6/1(木) 17:15配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 2018年3月卒業予定の学生に対する主要企業の採用面接が1日、解禁になり、就職活動がヤマ場を迎えた。多くの企業は6月中に内定を約束する見通し。静岡県内でも、経団連加盟企業を中心に一部が選考をスタートさせた。人手不足感の高まりから学生優位の売り手市場の傾向が強まる中、本社で待つのではなく、学生数が多い首都圏に面接会場を開設した県内企業もある。

 静岡銀行の選考会場になった静岡市葵区の関連施設には、リクルートスーツに身を包んだ就活生が続々と訪れ、面接と小論文に臨んだ。静岡銀は就活生の利便性を考慮して都内でも順次、選考を進める。スルガ銀は1日の面接を都内で実施した。ヤマハは1~3日の選考を東京と大阪の2会場で行う。

 人材争奪戦の激化を受けて、学生の都合を優先して対応しようとする動きもある。県東部の企業は就活生のスケジュールに合わせて随時、面接の会場や実施日を調整しながら選考を進める構え。担当者は「他社と選考日程が重なることで断られるケースを防ぎたい」と話す。

 採用活動に関する経団連の指針は、会社説明会の解禁を3月1日、面接などの選考活動を6月1日、正式な内定を10月1日としていて、2年連続同じ日程になっている。ただ、経団連に加盟していない中小など多くの企業で昨年以上に採用活動の前のめり傾向が強まっている。

 静岡新聞社が4月下旬、経団連加盟を含む県内主要100社を対象に実施したアンケートでは、回答があった86社のうち74・4%に当たる64社が選考を「5月までに開始する」とした。大手就職情報会社の調査によると、5月1日時点で大学生の3人に1人が内定を約束されている。

 経団連指針による採用活動の日程は来年も変わらない。

静岡新聞社