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623日ぶり白星 日本ハム斎藤は救世主になれるか 遠藤一彦氏に聞く

6/1(木) 16:38配信

東スポWeb

 日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が31日のDeNA戦(札幌ドーム)に今季2度目の先発登板。5回0/3を5安打1失点でチームの6―1の勝利に貢献し、2015年9月16日のロッテ戦(QVC)以来、623日ぶりの白星を挙げた。このまま先発投手が崩壊している日本ハム投手陣の救世主となれるのか。本紙評論家の遠藤一彦氏に聞いた。

 斎藤は今季一軍初登板となった4月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)で5回6安打3失点で負け投手に。その後、二軍に降格し、二軍戦9試合で2勝2敗、防御率4・62ながらここ2試合では計10回を連続無失点、奪三振はイニング数を上回る11個を奪うなど好調だった。

 それが認められ、この日約2か月ぶりの一軍マウンドに上がった斎藤は、最速143キロの直球とフォーク、ツーシームのコンビネーションで初回からゴロアウトの山を築き、5回を無失点。6回先頭の桑原に左中間二塁打を打たれたところで降板となり、結果的にこの走者が生還し1点を失ったが、打線の援護にも助けられて待望の今季初勝利をマークした。

「すごく丁寧に投げることだけを意識した。大野さんのリード通りに投げられ、大胆にいくことができた」と2年ぶりの勝利を喜んだ斎藤に、栗山監督は「何か打ち取れる要因を持っている。今の状態だったらいけると思っていた」と満足そうだった。では、このままローテに定着できるのか。本紙評論家の遠藤一彦氏は「これまではいつでもチャンスをもらえると思っていたかもしれませんが、プロ野球もそう甘くはありません。おそらく今年結果を出せなければクビでしょう。今年は去年までとは違い、二軍で結果を出すまでなかなか一軍に上げてもらえなかった。これはちょっと違うぞと。斎藤自身も感じていると思います。結果が出なければ二軍に行くのは当然のこと。そのへんの危機感が本当に出てきているんだとしたら、継続して結果を残すことも可能ではないか」という。

 では継続して結果を残すために、具体的に何が必要なのか。

「斎藤も今年でプロ7年目。私の現役時代を振り返ってみても、28歳~29歳のころがプロ野球選手として一番いい時期でした。ただ、ここから伸びることはまずありません。いきなり球のスピードが速くなるわけでもないし、私が気を配ったのは『円熟味をどう出すか』という点でした。それはつまり『投球の組み立て』『打者との駆け引き』ということ。これからは頭を使った投球術を考える時期に来ていると思います」(遠藤氏)

 斎藤の投球スタイルといえば、とにかく持ち球を駆使してストライクからボールになる変化球を打たせ、ゴロアウトを取るというもの。だが、ワンパターンになれば相手にもすぐ対応されるだろうし、それが「いい結果が続かない」という課題にもつながっている。

 果たして斎藤は円熟味を増していくことができるのか。うまくいけばひょっとして大谷の穴を埋められる…かもしれない?

最終更新:6/1(木) 17:09
東スポWeb