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6連敗の由伸巨人に伊原氏が激辛エール

6/1(木) 16:38配信

東スポWeb

 苦肉の策も実らなかった。巨人は31日、楽天との交流戦(Koboパーク)に0―6で完敗し、今季ワーストとなる泥沼の6連敗を喫した。相手先発左腕の塩見に対して巨人は阿部以外の野手8人を右打者で固めたものの不発。どうにもかみ合わない由伸巨人に、まだ打つ手は残っているのか…。本紙専属評論家の伊原春樹氏は「今は上よりも下に気を付けろ」と“激辛エール”を送った。

 どうしたら悪循環から抜け出せるのか。楽天との2戦目は、またも一方的な展開で幕を閉じた。

 連敗ストップへ、ベンチは大胆にかじを切った。左腕の塩見攻略へ、先発オーダーには「5番・DH」の阿部を除き、右打者が8人。「打つ方でいきたいと思った」(村田真ヘッドコーチ)と、捕手もリーグ最低打率(1割6分4厘)の小林をスタメンから外し、打撃に定評のある相川を今季初めて先発マスク起用。肩を度外視し、石川を4月25日の広島戦以来となる右翼に据える“攻撃布陣”で強打の楽天打線に対抗しようとした。

 だが、先手はまたも相手に取られた。0―0の3回の守備で、先頭足立の二ゴロを山本が一塁へ悪送球。先発の吉川光が次打者の田中に四球を与えて傷口を広げると、ウィーラー、アマダー、今江に適時打を浴びて3失点。吉川光は5回にペゲーロに12号場外ソロを浴び、この回途中で降板となった。

 それでも失点以上に攻撃陣の得点力で上回れればよかったが、結局は5安打無得点と空回り。7回に桜井がウィーラーに2ランを浴び、そこで試合は決した。主導権をあっさり渡し、押し切られる毎度の展開に由伸監督の言葉も苦しい。「いつも言いますけど、先に点を取ってこちらのペースでやらなくちゃいけない。先に点を取られてなかなかいい攻撃ができなくて同じような展開。(オーダー変更は)点を取ることを、少し考えましたけど…」と唇をかんだ。

 楽天は前日13得点を叩き出しながら、左投手対策で好調の茂木を含む6人を入れ替えたオーダーで臨んできた。首位の余裕を見せつけられての完敗に、チームのショックは大きい。伊原氏も「これは広島との対戦でも言えることだが、打線の差が大きすぎる。打てないなら、走れればいいが、今の巨人打線はどれを取っても相手に及ばない。ファームを見渡しても人材不足。正直、状況は厳しい」と語る。その上で「打ち勝つ試合運びは無理だと悟るべき。首脳陣は全力プレーとミスを減らす意識を選手に徹底させ、接戦を拾っていくしかない」とした。

 7連勝の首位広島とは、この日で7・5差に拡大。巨人は阪神、DeNAに続く4位に沈む。伊原氏は「今は上より、下を気にした方がいい。このままではヤクルト、中日との最下位争いに巻き込まれますよ」と古巣の行方を案じたが…。巨人がはまった暗いトンネルは、どこまで続くのか。

最終更新:6/1(木) 18:21
東スポWeb

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