ここから本文です

佐田の富士が引退 股関節痛限界で…今後は中村親方として後進育成

6/1(木) 15:16配信

デイリースポーツ

 大相撲夏場所を最後に現役を引退した元幕内佐田の富士の中村親方(32)=本名・山本哲博、境川=が1日、両国国技館で会見した。引退理由は持病の股関節痛が限界に達したこと。「私生活をするのもきつくなってきた。痛み止めを打ったりしてやってきたけど、最後はどうしようもなくなった」と語った。

 14年の現役生活で一番の思い出は自身最高位西前頭2枚目で迎えた15年秋場所の5日目、初めての結びの一番。横綱鶴竜(井筒)に敗れたが「結びで取らせてもらうのはなかなかない。気持ちよく取れた」と強く印象に残っている。

 師匠の境川親方(元小結両国)にとっては同郷長崎の思い入れある弟子だった。同じく長崎出身で4月に79歳で亡くなった師匠の元横綱佐田の山(市川晋松さん)から佐田をもらったしこ名。「師匠の佐田の山の佐田を頂いた。同県人でもあるし、佐田を名乗るなら早く幕内にさせたかった」と語った。

 今後は後進の育成にあたる。師匠は「性格も相撲も不器用な男。いろんな経験をどんどん伝えてやって欲しい」と伝えた。新たな道を踏み出す中村親方は「師匠から学んだのは義理人情。厳しいだけじゃなく優しさを教わりました。師匠のようにはなれないけど、なれるように頑張りたい」と決意を込めた。