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審判から見たサッカーの乱闘対策「限界はある」 欧州では見るだけ

6/1(木) 16:14配信

デイリースポーツ

 Jリーグやルヴァン杯で実際に起きた判定の検証や解説、報道陣との意見交換を行うレフェリーブリーフィングが1日、都内のJFAハウスで行われた。

 管轄外の試合ではあるが、5月31日に埼玉スタジアムで行われたACLの決勝トーナメント1回戦第2戦、浦和-済州で、試合終了後に乱闘騒ぎが起きたことについて、上川徹JFA審判委員会副委員長がJリーグでの対策について語った。

 選手同士のもみ合いは、程度の違いこそあれ、Jリーグの試合でも度々発生している。レフェリーの立場としては、「(騒ぎが)大きくならないように、いろんな研修も重ねて、(対処法の)引き出しを多くしてトライはするんですけども、限界はある。何も前兆はなくいきなり起きることもある」と、すべてを未然に防ぐことは難しいとした。

 Jリーグの中でも議論は重ねており、一般論として「一番大事なのは、(騒ぎが)大きくなる前に気づきを持ってコントロールすることが必要だと思います」と述べた。「選手が集まった時はレフェリーも何人かしかいませんので、Jでは選手に協力をお願いしますと言っています。キャプテンがリードしてくださいと」とし、キャプテンが選手を統率することを求めた。

 ただ、「(騒動が)大きくなったら、そこに入ることで自分自身が危険になるかもしれません」と自分の身を守ることも重視しているという。ヨーロッパでは騒動を取り囲むように三角形をつくり、状況を見るだけにするよう指示されていることも紹介された。ブリーフィングに同席していた、ポーランドから審判交流プログラムで来日中のダニエル・ステファスキさんも「そうです」と認めていた。