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小池都知事、来月都議選へ自民離党…即ケンカふっかけた

6/2(金) 7:02配信

スポーツ報知

 東京都の小池百合子知事(64)が1日、党籍を残していた自民党に対して離党届を提出した。小池氏はこの日、都内ホテルで行われた地域政党「都民ファーストの会」の決起集会でスピーチ。「崖から飛び降りた、決意を示す必要があった」と理由を語った。同会代表にも就任。「古い議会を新しい議会に変え、東京の真の改革を進めていこう」と力を込めた。7月の都議選に向け、自民党と決別して対立構図を鮮明にした格好だ。

 小池氏が、ついに自民との完全決別を宣言した。この日夕方、7月の都議選に向けて都内ホテルで開かれた「都民ファーストの会」の決起集会。イメージカラーの緑のジャケットに着替えてあいさつに立った小池氏は、48人の公認候補や600人以上の同会関係者を前に、自民党へ離党届を提出したことを報告した。

 スピーチでは「崖から飛び降りた…、一度は飛び降りた私ですけど、もう一度その決意を示す必要がある」と昨年の都知事選出馬会見での言葉を再び使って意欲をみせた。同時に同会の代表就任も正式発表。都議選を前に自民との対決色を鮮明にし、離党によって二重党籍を避けるべくケジメをつけた形。さらに「改革の同志と戦い抜くことを約束する」と話し、小池新党の本格始動を印象づけた。

 小池氏は、自民党の意向に反する形で出馬した都知事選で、党に対して進退伺を提出。今年に入ってからは党費(4000円)も払っていなかったが、党は無反応。小池氏も自ら離党に動く気配を見せなかった。人気知事を切ったという悪いイメージを付けられたくない自民と、安倍政権など党本部とはパイプを残したい小池氏の利害が一致。約1年にわたって問題棚上げが続けられてきた。

 小池氏の今回の決断のウラには、自身の人気が同会の支持につながっていないジレンマがある。5月末に行われた共同通信の世論調査では、小池氏個人の支持は63%だったのに対し、都議選で都民ファーストの会に投票すると答えたのは11%。自民党に投票すると答えた17%に後れを取った。同会関係者は「少なくとも第一党は確保したい」と危機感。選挙戦略上、小池氏が自民と完全に縁を切った上で選挙の顔として前面に出る必要があった。

 小池氏は離党に時間がかかったことには「私はすでに進退伺を出している。自民が何も決めてくれないので…」と責任は相手方にあることを強調。自民側が「決められない知事」と批判を強めていることについて「まさしく印象操作。決められないのは向こうの方」とさっそく斬りつけた。

 23日の告示まであと3週間。自民への別れの儀式を済ませた小池氏が、最前線で戦いに挑む。

最終更新:6/2(金) 7:02
スポーツ報知