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楢葉・上繁岡行政区と協定 富岡の指定廃棄物処理場計画

6/1(木) 11:30配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故で発生した福島県内の指定廃棄物を国有化した富岡町の管理型処分場で埋め立てる国の計画で、環境省と搬入路のある楢葉町の上繁岡行政区は31日までに安全協定を締結した。環境省は搬入路の拡幅に向け地権者交渉に入る。
 協定書には指定廃棄物の搬入時の安全確保、処分場などの周辺環境の保全、地元住民による立ち入り調査の実施などを盛り込んだ。
 安全協定の締結は30日に町役場で行われた。上繁岡行政区は当初、計画に反対していたが、帰還した住民や今後、帰還を考えている住民の安全を守るためには協定締結はやむを得ないと判断した。
 計画に反対している楢葉町の繁岡行政区とは安全協定の締結には至っていない。環境省は「繁岡行政区の皆さんとは今後もコミュニケーションを取っていきたい」としている。
 計画を巡っては、17日、伊藤忠彦環境副大臣が楢葉町役場を訪れ、松本幸英町長に地元行政区と安全協定を結ばなくても廃棄物を搬入する国の方針を示した。松本町長は「行政区との協定締結後に事業を進めるのが望ましいが、搬入時期は国の判断」との考えを示していた。

福島民報社

最終更新:6/1(木) 12:30
福島民報