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品ぞろえ強化で“現場女子”の心つかめ! 工事や農業向け作業服 群馬で需要取り込み

6/1(木) 6:04配信

上毛新聞

 建築工事や工場、農業などの現場で働く女性が増えているのを受け、作業服や安全靴を扱う群馬県内の小売業者が需要の取り込みに動きだした。男性のイメージが強い作業服に、サイズや色合い、デザインで女性を意識した品ぞろえを強化し、新たな顧客獲得を目指す。

■美しく見せる 21.5センチ安全靴も用意

 企業などにユニホームを販売するあさくら(桐生市仲町)は今秋、「現場女子」向け作業服のインターネット通販を始める。近年は女性の体形に合わせてシルエットを美しく見せる細身のパンツや、ファスナーにピンク色を使ったブルゾンなどが発売され、顧客からも女性用の問い合わせが寄せられているという。

 営業マネージャーの朝倉康行さんは「今年の春夏物から女性用が多く出ている。かつては男女兼用が当たり前だったが、女性が意見を言える立場になってきたのではないか」とみている。

 通販サイトは女性専用とする予定。男性用や男女兼用の作業着は「ネットで価格のたたき合いになりがち」というが、女性用に絞って特色を出すことで、新たな収益の柱とする。

 オフィス関連用品の総合商社、高進(高崎市問屋町)は、SS、Sサイズの作業服や21.5センチの安全靴を取り扱う。作業服では紫外線カット機能や、下着が透けて見えるのを防ぐ素材を使ったものも用意。担当者は「女性を意識した機能付きの商品が出てきた。女性の需要を取り込みたい」と話す。

■明るい色合い 普段着もOK

 作業服専門店チェーンのワークマン(伊勢崎市柴町)も幅広いサイズの商品を各店頭で展開している。介護現場などで働く女性向けに明るい色合いのポロシャツや、農作業や普段着としても使えるレインスーツをそろえる。

 女性用スラックスの2016年度の売り上げは前年度比16%増で、「金額は少ないものの、需要は高まっていると感じる」(同社)。今後、男女同じデザインでアイテムを厳選して展開するほか、地域によって1次産業向け商品を積極的に取り扱うとしている。

最終更新:6/1(木) 6:04
上毛新聞