ここから本文です

思い込み上げる『感謝の涙』...バドミントン・桃田賢斗が復帰戦V

6/1(木) 8:04配信

福島民友新聞

 バドミントンの日本ランキングサーキット大会男子シングルス決勝が31日、さいたま市記念総合体育館で行われ、違法カジノ店での賭博による出場停止処分が解けた男子シングルスの桃田賢斗(22)=NTT東日本、富岡高卒=が、日本代表で世界ランキング53位の上田拓馬(日本ユニシス)に2―1で勝ち、復帰戦となる大会で優勝を飾った。
 賭博問題の発覚を受けて2回戦を棄権した昨年4月のマレーシア・オープン以来の大会出場。桃田は第1ゲームを21―13で先取し、第2ゲームを14―21で失って突入した最終ゲームは、21―19で接戦を制した。

 一人の練習場...「一番つらい時期だった」

 相手のショットがアウトになるのを見届け、優勝が決まると、両手を掲げた桃田賢斗は静かにコートにひざまずき顔を伏せた。「つらい時に支えてくれた方たちへの思いが込み上げた」。10秒ほどして立ち上がった桃田の目には感謝の涙。実力がありながらも賭博問題で五輪の舞台を失うなど、過ちを犯した過去と決別した姿が、そこにあった。
 公式戦から離れて1年2カ月。出場停止処分を受け、所属チームのメンバーがリーグ戦を戦う中で一人練習場に残った。「一番つらい時期だった」が、それでも腐らず苦手だったランニングや筋力トレーニングに取り組んだ。「頑張れよ」「体を大事にしろよ」。周囲から掛けられた声が桃田の心をつないだ。「ささいな言葉がうれしかった」

福島民友新聞

最終更新:6/1(木) 10:32
福島民友新聞