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NASA、太陽接近観測ミッションを「Parker Solar Probe」に改名 2018年打ち上げ

6/1(木) 7:24配信

sorae.jp

NASAは5月31日(現地時間)、太陽接近観測ミッションの名前を「Parker Solar Probe(パーカー・ソーラー・プローブ)」に改名したと発表しました。探査機はフロリダのケネディ宇宙センターから「デルタIVヘビー」ロケットで、2018年7月31日に打ち上げられる予定です。
 
Parker Solar Probeは7年かけて太陽に近づき、太陽の周りを24回周回します。そのうちの数回では太陽に620万kmまで近づき観測を行います。これは過去のどの探査機よりも、7倍も太陽に近い位置での観測になるとのこと。そして太陽の電界や磁場、太陽風を観測し、写真も撮影する予定です。
 
もちろん太陽に接近するため、探査機の表面温度は最大1370度にも達することが予想されます。そこで同探査機は幅2.3メートル、厚さ11.4cmのカーボンコンポジット製耐熱シールドを装備し、太陽光パネルも太陽接近時には折りたたむ予定です。また、耐熱シールドのおかげで4つの観測機器も安全に運用できます。
 
なお以前には「Solar Probe Plus(ソーラー・プローブ・プラス)」と呼ばれていたこのミッションですが、今回の改名は太陽風の存在を予言した宇宙物理学者のEugene Parker氏の名前にちなむものとなっています。太陽には「どのようにして太陽風が加速されるのか」「なぜ太陽外縁のコロナはあれほど高温なのか」という謎がありますが、これらの謎の解明が期待されているのです。

最終更新:6/1(木) 7:24
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