ここから本文です

練習に片道70キロ移動、合同チームで高校総体に挑戦 少子化で部員不足の運動部に門戸

6/1(木) 10:21配信

佐賀新聞

距離克服、練習打ち込む

 少子化で部員不足に悩む運動部が増える中、2日に開幕する佐賀県高校総合体育大会のサッカー競技に、太良高(藤津郡太良町、部員11人)と唐津青翔高(東松浦郡玄海町、同5人)の合同チームが初出場する。距離的なハンディを背負いながらも合同練習で戦術を磨いてきた選手たちは、心一つにあこがれの舞台に挑む。

これまで統廃合の対象校に限って認めていた

 少子化による部員不足を理由とする合同チーム編成は、高校サッカーやラグビーの新人大会、全国選手権県大会などでは既に認められている。これまで県高校総体では統廃合の対象校に限って合同チームを認めてきたが、大会要項を改正し、部員不足の部活動にも門戸を広げた。

 サッカーの太良・唐津青翔は、1月の県新人大会に厳木を含めた3校合同で出場。厳木は今春、約10人が入部して単独出場にめどがつき、県総体は2校で組むことになった。

 2年前は部員が自分だけだったという唐津青翔3年の井上貴彰主将は「県総体にはこれまで野球部員を借りて出ていたが、今回はみんなサッカー部員なのでうれしい」と笑顔を見せる。

 両校は5月の大型連休から週末ごとに顔を合わせ、練習や試合を重ねてきた。合同チームの指揮を執る太良の神田隆宏監督は「根本的な問題は解決されず、佐賀市内などに比べれば不公平感もあるが、チャンスを生かしたい」と語る。

練習に片道70キロ移動「大変と思ってない」

 練習は武雄市や多久市など両校の“中間点”だけでなく、片道約70キロを互いに車で行き来することも。移動時間は往復4時間ほどになるが、「子どもたちはたくましくやってくれている。チームらしくなってきた」と神田監督。太良の横田竜也主将は「移動は大変と思っていない。勝つために頑張ってきたので、悔いの残らない試合をしたい」と気合十分だ。初戦は2日午後1時20分から、佐賀市の高志館高グラウンドで唐津商高と対戦する。

 このほか、今大会にはラグビー競技に龍谷高(佐賀市)と佐賀西高(同)の合同チームが出場する。

最終更新:6/1(木) 10:21
佐賀新聞