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ご存知ですか?内申書と内申点の違い 入試ではどう活用されるの?

6/1(木) 14:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

「内申点」は、合否にも影響する大切なものです。しかし、「調査書」(内申書)と「内申点」の違いや内申点のつけ方、入試でどう使われるのかなどは「よくわからない」というかたも多いようです。
そこで今回は、内申点の基礎知識と、保護者としておさえておきたいことについてお話しします。

「調査書」(内申書)・「内申点」とは何か?

「調査書」とは、生徒の学習や学校生活について中学が記載して高校に提出する文書のことで、俗に内申書と呼ばれ、入試の選考資料として使われます。調査書(内申書)の内容、主に教科の成績を点数化したものが「内申点」と呼ばれます。内申点は、調査書に書かれた各教科の「評定」(通知表に1~5で記される成績)を使って計算されますが、算出方法は各都道府県によって異なります。
なお、9教科の成績を単純に足し合わせた数値(オール5なら45点)を素内申、各都道府県の算出方法に従って算出した数値を換算内申などと呼んで区別することもあります。

いつの成績が対象・実技4教科の扱いは?

たとえば、東京都の算出方法(換算内申)を見てみましょう。

3年のみの評定(成績)を使い、5教科は1倍、実技4教科は2倍して合計します。

たとえば評定がオール5だった場合、
5×5教科+5×4教科×2=25+40=65 
この65点が満点となります。

このように、東京都では3年の評定のみが対象ですが、「中1~3すべての成績を対象とし、中3の成績は2倍にする」県もあるなど、都道府県によって扱い方が異なります。
また、東京都で実技4教科の評定を2倍にするのは、一部の専門学科を除き、入試ではテストが行われない実技の成績も公正に評価するため、という考え方に基づいています。このように実技4教科の評価に配慮する都道府県もあります。

都道府県・学校で異なる「調査書」:「学力検査」の比率

公立高校の一般入試は、基本的に学力検査(入試の点数)と調査書(内申書)で合否が決まりますが、その比率も各都道府県によって違いがあります。たとえば東京都の場合、2016年度から全校一律で学力検査7:調査書3となりました。神奈川県等では比率が学校によって異なり、学力検査重視の学校、調査書重視の学校などがあります。一般的には、内申点が高ければ、調査書の比率が高い学校のほうが有利といえます。

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