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6月中にも最終補正提出 六ケ所・再処理工場審査/原燃社長が意向

6/1(木) 12:24配信

デーリー東北新聞社

 日本原燃の工藤健二社長は31日の定例会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の新規制基準適合性審査について、これまでの指摘事項を反映させた「補正申請書」の最終版を6月中にも提出する意向を示した。原子力規制庁から必要性を指摘されている工場の主要工程を対象とした総点検に関しても、「計画を早く作りたい」と述べ、実施する方針を表明した。

 原子力規制委員会は、原燃の補正書を精査した上で合格証原案(審査書案)の作成に取り掛かる。最終版の提出は審査終盤のヤマ場だが、事務局の規制庁が9日に受理した最初の補正書に「十分に精査されたか疑問」と難色を示しており、原燃の取りまとめに時間を要する可能性もありそうだ。

 工藤社長は、補正書について「より分かりやすく具体的に、という部分が不足していた。指摘を踏まえ作業を進めている」と述べた。

 審査合格後に実施する見通しの総点検を巡っては、核燃料のせん断や溶解といった工程が試運転から10年近く止まった状態のため、「元々必要と考えていた」と説明。設備数が万単位に上り、工藤社長は「一定の時間がかかる」との認識を示しつつ、2018年度上期を目指す工場完成時期への影響は「安全対策工事などを同時並行で進めるため(遅れは)吸収できる」と強調した。

デーリー東北新聞社