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「児童養護施設に住んでいる」高1女子の悩み

6/1(木) 20:01配信

TOKYO FM+

TOKYO FMのラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」では、日々10代のリスナーから寄せられた声をお届けしています。
5月31日の放送では、児童養護施設で暮らす高1の女子リスナーの悩みを取り上げました。パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、このリスナーと直接電話で話したやり取りを紹介します。

◇◇◇ ◇◇◇
とーやま校長「今、思っていることがあるんだよね?」

リスナー「はい。中学校1年生から家庭の事情で児童養護施設で暮らしているんですけど、『施設に住んでいるよ』っていうことを高校で初めて出会った友だちに言ったほうがいいのか悩んでいます」

とーやま校長「中学の時に施設に住んでいるってことを、友だちに言ったことはあるの?」

リスナー「あります。通っていた中学校は施設のみんなも行っていて、地域の人は知っているので」

とーやま校長「そうか。共通の認識があったんだね。このタイミングで高校の新しい友だちに、このことを言ったほうがいいのかって思ったのは、何かきっかけあったの?」

リスナー「きっかけは、中学の頃塾に通っていて、別の中学の子に『施設に住んでる』と言ったことがあったんです。気軽に言ったんですけど、“ゴメン”ってすごく謝られて……」

とーやま校長「その友だちは“聞いちゃいけないことを聞いちゃった”って思ったんだ?」

リスナー「多分、そうです。今までは施設について話すことに対して、何かを思ったことはなかったんです。だけど、自分が“一般の人はこういう風に思っているんだろうな”って思っていたことと実際とでは、大きなギャップがあったことに気がついて……」

とーやま校長「自分でもびっくりしたんだね。それで高校の新しい友だちに言ったほうがいいのか? っていうのに繋がるんだね」

リスナー「はい。高校は今までと違っていろんな所から生徒が来ているから、施設の存在を知らないっていう人もたくさんいて……」

あしざわ教頭「施設を知らない人は、“施設”という言葉にイメージがついちゃっているのかもしれないね」

リスナー「中学の時の塾の友だちには、“どう思ったか正直に教えて?”と聞いたんです。そしたら“テレビの中の話だと思った”って言われて、全然身近じゃない存在なんだなって思いました」

とーやま校長「だけど、その友だちは正直に言ってくれたわけじゃん。初めて知ったからそういう反応になっちゃったけど、相手も悪気は無かったと思うんだ。俺や教頭はたくさん生きている分、施設で暮らしている人や働いている人がいるっていうのはわかる。おおよその事情は想像できるから、“そうなんだ”っていう感じで受け止めることができる。でも友だちはまだ10代だし、そういう話が身近にあるわけではないよね」

リスナー「はい」

とーやま校長「だから、自分自身が“普通だよ”って思って過ごしていれば、周りの友だちも“普通じゃん”と思うようになると思う。だからこのままでいればいいんじゃないかな」

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最終更新:6/1(木) 20:01
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