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黒沢清監督“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017” 長編部門の国際審査委員長に

6/1(木) 16:30配信

ぴあ映画生活

デジタルシネマにフォーカスし、今年で第14回を迎えた“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”の記者発表が6月1日、都内で行われた。

“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”写真

埼玉県川口市にて2004年にスタートし、若手映像クリエイターの登竜門として、映像表現の可能性とエンターテインメント性を備えた作品を、世界中から厳選し上映する国際コンペティション映画祭。メインとなるコンペティション部門は長編部門、短編部門、アニメーション部門の3部門を設け、今年は世界85の国と地域から800本を超える応募があった。7月15日から23日までSKIPシティ映像ホール他で開催され、最終日に各賞を発表する。

長編部門の国際審査委員長を務める黒沢清監督は、「日本をはじめ、世界中の若い人たちがどんな映画を撮っているのか、とても気になっている」と語り、「新人文学賞は内容ではなく、文体で選べと言われるそうです。今回は僕もどれくらい個性的な(映画の)文体をもっているか。そんな基準で選んでみたいと思う」と抱負を語った。

また、20年近く前に、映画祭の審査員を務めた経験を明かし、「僕自身、映画の好き嫌いがハッキリしているので、結果的に審査員同士で大ゲンカになってしまった」と苦笑い。「今回は若い人たちの作品に出会える機会として引き受けましたが、果たして無事に審査が終わるか…。期待と不安の中におりますが、身の引き締まる思いです」と話していた。

今年の新企画として、白石和彌監督(『日本で一番悪い奴ら』)、中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)、坂下雄一郎監督(『東京ウィンドオーケストラ』)ら同映画祭から巣立っていった新鋭たちにスポットを当てた特集上映を実施。また、映画祭がプロデュースしたオープニング作品の上映や、現在熱い注目を浴びるVR(バーチャルリアリティ)を取り上げ、国内外から集めたVR作品を体験できる特別企画など、バラエティ豊かなプログラムが用意される。

会見には黒沢監督に加えて、上田清司氏(実行委員会会長/埼玉県知事)、奥ノ木信夫氏(実行委員会副会長/川口市長)、八木信忠氏 (映画祭総合プロデューサー)、桝井省志氏(短編部門審査委員長/アルタミラピクチャーズ代表取締役、プロデューサー)、小出正志氏(アニメーション部門審査委員長/東京造形大学教授)、土川勉氏(映画祭ディレクター)が出席した。

取材・文・写真:内田 涼

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017
会期:7月15日(土)から23日(日)まで
会場:SKIPシティ 映像ホール/多目的ホール (埼玉県川口市) ほか
内容:長編部門(国際コンペティション)、短編部門(国内コンペティション)、アニメーション部門(国内コンペティション) ほか特別上映、関連企画、関連イベント等多数予定

最終更新:6/1(木) 16:53
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