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コックへの厚い信頼から生まれた「ロイヤルホスト」数々の名作メニュー【特集「ファミレス ヒストリーズ」】

6/1(木) 18:40配信

ホウドウキョク

本物の味を求める福岡発のファミレス「ロイヤルホスト」VOL.2

【3 Lines Summary】
・46年続く味「コスモドリア」など、名作メニューを紹介
・セントラルキッチンで調理した食材を店舗でコックが仕上げる
・定期的に実施している「世界各国の料理フェア」にも注目

【画像】「コスモドリア」「ロイヤルクラシック ビーフシチュー」など、画像付きの記事を読む

現在、ロイヤルホストは全国に221店舗を展開。料理は自社のセントラルキッチンで調理・加工した食材を店舗でコックがひと手間かけて仕上げている。日々の研究を欠かさない彼らに本部が寄せる信頼は厚い。

「1号店の時代からある人気メニュー『コスモドリア』はチキン、海老、マロンなどが入ったほんのり甘いドリアでロイヤル伝統の味。ホワイトソースとモルネソースという2種のソースを使っています」(同社戦略企画室・大神田華生留さん、以下同)

ちなみに、「コスモ」は「コスモポリタン」から取っており、陸(マロン)、海(海老)、空(チキン)が育んだ、世界中のおいしい食材を使ったドリアという意味。創業者の江頭匡一氏もこよなく愛した味だという。

「ロイヤルクラシック ビーフシチュー」も「ロイヤル中洲本店」(福岡市)が開店した時から提供しているメニュー。牛肉を赤ワインやブイヨンでじっくり煮込んだロイヤル伝統の一品だ。

続いて、「ロイヤルオムライス~ハッシュドビーフソース~」は卵を3つも使ってふんわりと巻き上げる。濃厚なドミグラスソースと合わせて王道の味わいで、とくに女性から愛され続けてきた。

ちなみに、ロイヤルホストは広告にお金をかけず、材料費(原価)に回すという考えが根付いている。低価格で売るファミレスチェーンと比べると少々お値段は張るが、食材選びと調理の「ひと手間」を考えれば妥当な価格なのかもしれない。

「世界各国の料理フェア」で日本人に世界の料理を啓蒙

定期的に実施している「世界各国の料理フェア」にも注目したい。

その前身は1974年に行った「ハワイアンフェスティバル」。接客担当はムームーやアロハを着用して盛り上げたという。ハワイへの日本人旅行者が200万人を突破した時代とはいえ、飲食店でのこうしたフェスは物珍しかったはずだ。

そして、1980年に世界各国の料理フェアが本格的に始まる。第1回は「イタリア料理フェア」。チェーンレストランでは初めて本格的なイタリア料理を提供した。

さらに、ドイツ、ロシア、オーストラリア、スペイン、ポルトガル、インドネシア、マレーシア、タイ、チリ、シンガポール、ベトナムと毎年のようにフェアを続けてきた。

「近年で印象的だったのは2012年の『アメリカフェア』ですね。熟成肉のアンガス牛を使ったリブロースステーキが好評で、のちにグランドメニューに昇格したほど。熟成肉のおいしさはいまでこそよく知られていますが、その先駆けとなったフェアです」

2015年には初となるフランス編として「ハーブと野菜を楽しむ 南フランス・ニース料理フェア」を開催。前菜に「野菜とハーブの自家製テリーヌ」、主菜に「南仏風ハーブチキンとレンズ豆」などの郷土料理を提供して話題を呼んだ。

こうしたフェアのテーマは「食を通じて世界の文化を伝える」。日本では馴染みの薄い各国の料理を紹介しつつ、その国の文化を知ってもらうという意味合いも含まれていたのだ。

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最終更新:6/1(木) 18:40
ホウドウキョク