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降格、暴言…そして「トイレ離席するなら、書類にハンコをもらえ」 50代男性課長が受けた仕打ち

6/1(木) 18:45配信

BuzzFeed Japan

50代のベテラン課長が15年以上勤めた会社で、わずか数分間のトイレ離席まで「書類にハンコをもらい、部長に報告しろ」と言われたとしたら……。大手保険会社・Chubb損害保険(東京都)に勤めるAさん(53歳)は、まさにそんな状況に陥った。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

Aさんは、毎日の「業務日誌」で、トイレ離席にハンコをもらうことを命じられていた。どうしてそんな日誌を書かされていたのか。2017年5月31日に言い渡された東京地裁(川淵健司裁判官)の判決文などをもとに、経緯を振り返る。

東京地裁判決が認定したこと。

・Aさんは1999年、正社員として雇われた。
・2010年、B部長がAさんの上司となった。
・Aさんの人事評価は、2009年と2010年は、C評価(5段階のまんなか)だった。
・ところが、B部長による2011年の人事評価では、根拠不明のまま、突然D評価とされた。
・さらに2012年になると、「あらゆる面で劣っている」などと書かれ、最低ランクのE評価だった。この間、勤務状況には特段の変化がなかった。目標シート上には、評価が引き下げられた項目ごとの理由が記載されていなかった。
・B部長は2012年ごろから、Aさんの些細なミスについて執拗に叱責したり、「タバコ臭いから俺のそばに来るなよ」「中学生でもできる」などと発言したりすることがあった。

トイレに行くときにもハンコをもらえと命じ、冒頭の書類を書かせたのが、このB部長だった。Aさんはこうした扱いを受けて体調が悪化し、休職を余儀なくされている。

東京地裁判決は、会社の対応が「極めて不適切」と、厳しい言葉で批判した。

「十分な根拠もないままに原告(※Aさん)の評価を引き下げ、原告から適応障害、抑うつ状態により治療中であり、対人関係によるストレスを避けるために配置転換等の職務上の配慮が必要との診断書が提出されたにもかかわらず、かかる措置や配慮を全く取らず、かえって原告に対する退職勧奨を繰り返し、そのような状況下で2度のPIP(※業務改善プログラム)を実施し、その後原告が体調を更に悪化させたのであって、被告(※会社)は原告に対し、極めて不適切な対応を繰り返していた」(判決文より)

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最終更新:6/1(木) 22:36
BuzzFeed Japan