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横浜DeNAラミレス監督 単なる気持ちの切り替えではない「Tomorrow is another day.」

6/1(木) 10:00配信

AbemaTIMES

 横浜DeNAを率いるアレックス・ラミレス監督(42)には、試合後のインタビューの決まり文句がある。「Tomorrow is another day.」。直訳すれば「明日は別の日」。映画「風とともに去りぬ」で、スカーレット・オハラが最後の場面で言ったせりふとしても知られ、意訳で「明日は明日の風が吹く」とされるケースも多い。だが、ラミレス監督の発する「Tomorrow is another day.」は、意味合いが違った。自らが心掛け、周囲にも求めるのは「明日を今日よりも良い別の日にする」ことだった。

 現役時代、ラミレス監督は「ラミちゃん」の愛称でチームメイトやファンから親しまれ、パフォーマンスなどからも陽気な一面を見せていた。そのため、監督になってから発し続ける「Tomorrow is another day.」という言葉も、どこか軽いノリとして受け止めるファンも少なくないのが現状だ。日本語訳の「明日は明日の風が吹く」も、ポジティブな意味合いも持ちながら、どことなく能天気な印象を持つ人もいる。同時に使われる「気持ちの切り替え」という言葉もあってか、「今日の試合のことはさっぱり忘れて、さあ、明日!明日!」という意味と捉えるファンも多い。

 ラミレス監督のポジティブ志向は自他ともに認めるところだ。だが、繰り返し発する「Tomorrow is another day.」は、イメージよりももっと落ち着いていて、かつ重い意味がある。本人は「今終わった試合を変えることはできない。負けた試合であっても、そこから学ぶことがある。それを見つけて学んでいく姿勢、次の試合のためにしっかりと準備していく。そういう意味を込めている」と説明した。負けた試合を忘れるわけではない。むしろ正反対で、しっかりと負けた試合から学ぶことの必要性を説いた。

 ポジティブとネガティブについても同じだ。負けた試合にどう対応するか。「なんでこんなことが起きてしまったかとネガティブに閉ざしてしま人もいるが、私は一歩下がって冷静になって、ポジティブに考えるようにしている」。敗因の中にこそ、成長へのヒントがある。この前向きな取り組みが、明日の試合を勝利に変える、すなわち「明日を別の日」にする準備になる。

 昨年の3位から、さらに上を目指す若いチームにとって、勝利も敗北も明日への糧だ。「Tomorrow is another day.」を繰り返すことよって、1試合ごとにチームが成長していけば、勝負どころの夏・秋には大きな力が備わっている。

最終更新:6/1(木) 10:00
AbemaTIMES

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