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組み体操による事故29件、6人重傷 横須賀市立小中学校、2016年度

6/1(木) 9:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横須賀市内の市立小中学校で2016年度、組み体操による事故が29件発生し、児童生徒6人が手や足などを骨折する重傷を負っていたことが31日、市教育委員会への取材で分かった。29件中7件が同じ中学校で起きていたことも判明。市教委は「今後も安全対策に十分注意するよう学校側に指導する」としている。

 市教委はこのほど、市内の市立小中学校を対象に組み体操の取り組み状況を調査。それによると、16年度に組み体操を実施した学校は小学校が46校中32校(実施率69・6%)、中学校が23校中9校(同39・1%)だった。

 一方、15年度は実施したが16年度に取りやめた学校は小学校が6校、中学校が1校あった。理由は▽全国で事故が多く、子どもの安全を第一に考慮した▽児童数の減少と、危険性が指摘されている昨今の風潮を考慮した-などが挙げられた。

 事故件数は15年度の40件から減少したものの、16年度は小学校で5件、中学校で24件発生。昨年5月、練習中に、土台になっていた小学6年の男子児童がバランスを崩し、マット上に前方から倒れた際、体をかばうために左手をつき骨折するケースなどがあった。

 31日の6月定例議会で、市教委の青木克明教育長は組み体操について「一定の教育的効果はあると認識している」とした上で、「安易に高さや大きさを求めたりすることのないよう、実施の狙いを明確にし、十分な安全対策を講じた上で行うよう指導している」と述べた。