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バラ切り取り続発 金沢南総合運動公園、180株被害

6/1(木) 2:22配信

北國新聞社

 金沢市富樫3丁目の金沢南総合運動公園バラ園で、4月中旬以降、バラの茎や花が切り取られる被害が相次いでいる。金沢市によると、31日現在、園内の1800株のうち1割にあたる約180株で被害が確認された。強引に切り取られたバラは株ごと枯れてしまうこともあり、市は心無い行為を防ごうと警告看板の増設や職員の見回りを実施しており、県警にパトロールを要請することも検討している。

 金沢南総合運動公園バラ園は1984(昭和59)年に市が整備した。敷地面積は1630平方メートルで、春秋のシーズンには、和洋約150種類のバラを見ようと大勢の市民が訪れる。

 市から委託を受けてバラ園を管理する造園業者「進樹園」(富樫2丁目)によると、被害は種類を問わず多くのバラで確認され、はさみのような刃物で切り取られた跡があった。夜間から早朝にかけて、人通りの少ない時間を狙って切り取っているとみられる。

 バラの被害はこれまでも確認されてきたが、昨年までは見頃を迎える5月中旬ごろに、花の部分だけ切られるケースが多かったという。しかし、今年は被害の総数が増えた上、新芽の出る4月から、枝ごと切られる株が目立っている。

 進樹園の担当者は「無造作に枝を切ると、バラは死んでしまう。丹精した株が台無しになり、本当にショックだ」と憤りをあらわにした。

 金沢市は相次ぐ被害を受け、切り取られた株に「花枝を切らないで」などと記したタグを付け、園内の警告看板を2カ所から9カ所に増設した。職員らの見回りも随時実施している。

 市緑と花の課の中山潔課長は、今後も被害が相次ぐようであれば、県警にパトロールを求めることも検討するとし、「きれいなバラを楽しみに訪れる人は多い。切り取り行為はすぐにやめてほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/1(木) 2:22
北國新聞社