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浴室製品で不適切会計 ニッコー、売上高を前倒し計上

6/1(木) 2:17配信

北國新聞社

 ニッコー(白山市)は31日、2017年3月期連結決算を発表した。金沢市内で会見に臨んだ三谷明子社長は、原則、期末から45日以内とされる期間内に決算を開示できなかった理由について、一部製品の売り上げを前倒しして計上する不適切な会計処理が確認されたと明かし、「見抜けなかった責任を感じている。不退転の決意で再発防止に取り組む」と陳謝した。

 会計処理で問題が発覚した製品はオーダーメードのシステムバスルーム「バンクチュール」。本来は取り付け工事が完了した今期(18年3月期)分となるはずの売上高2億1200万円を17年3月期に計上していた。複数の担当者が3月末までに工事が終わったかのように装い、報告書を作成していた。

 監査法人の指摘で4月29日に発覚したため、ニッコーは開示時期を遅らせて過去に同様の事例がなかったかを全事業で調査した。その結果、システムバスルーム事業では12~16年3月期決算でも不適切な会計があったことが分かった。

 ただ、各年の連結売上高全体に占める不適切会計の比率は0・1~0・8%のため、過去にさかのぼって決算の訂正はしない。他の事業では類似の行為はなかったという。

 三谷社長は「社員に黒字化へのプレッシャーがあったのかもしれない。全社を挙げて赤字からの脱却を目指す中で不適切な会計があったのは残念だ」と述べ、処理に携わった管理職を含む関係者を社内規定に基づき処分する方針を示した。

 ニッコーの決算発表は期末から50日を超えていたため、理由を開示する必要があった。

北國新聞社

最終更新:6/1(木) 2:17
北國新聞社