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熟練の技と独創に感嘆 石川の伝統工芸展開幕、めいてつ・エムザ

6/1(木) 2:22配信

北國新聞社

 第58回石川の伝統工芸展(日本工芸会、同石川支部、北國新聞社主催)は31日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で始まった。「工芸王国石川」を担う作家147人が精魂込めた152点が並べられ、来場者は熟練の技と独創的なアイデアから生まれた作品に目を見張った。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門から出品された。

 2年連続で最高賞の知事賞を獲得した木場紀子(もとこ)さん(金沢市)の染織「紬織(つむぎおり)着物『丸い地球』」は、水色のグラデーションが印象的な秀作となった。北國新聞社社長賞に選ばれた中田博士さん(小松市)の陶芸「真珠光彩(しんじゅこうさい) 壷(つぼ)」は優美な雰囲気を漂わせる白磁で、ふっくらとした形が来場者の目を引き付けた。県内の人間国宝8氏の作品は、工芸の粋を伝えた。

 ANAホリデイ・イン金沢スカイで表彰式が行われ、日本工芸会石川支部長の温井伸北國新聞社社長があいさつした。審査委員長の唐澤昌宏東京国立近代美術館工芸課長は講評で、受賞者11人のうち30代が5人、40代が1人と若い年代が多いと指摘し「石川は作家の層が厚く、心強い。分野を横断して交流を広げてほしい」と呼び掛けた。

北國新聞社

最終更新:6/1(木) 2:22
北國新聞社