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ドルは一時111円台回復、米上げ観測が支え-豪ドル下落

6/1(木) 11:54配信

Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場はじり高。米連邦準備制度理事会(FRB)高官からの発言が相次ぐ中、6月利上げ観測などを背景にドル買い・円売りが優勢で、1ドル=111円台に乗せる場面が見られた。

1日午後4時21分現在のドル・円は前日比0.2%高の110円97銭。朝方に付けた110円68銭から水準を切り上げ、午後には一時111円10銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは「6月米利上げが予想されている中で、金融政策の正常化がどのように進むのかに注目。バランスシート縮小について6月から議論を始め、9月に決定して12月か来年1月から始めると見込んでいる」と述べた。

オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づいて推計される今月13、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は1日時点で100%で、ほぼ確実視されている。

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの青木幹典グループ長(ニューヨーク在勤)は、「6月利上げはコンセンサスなので、利上げした後はセル・ザ・ファクト、材料出尽くしでドル売りになる可能性はあるが、さすがにFOMC前に積極的にドルを売っていくというのもなかなか厳しい」と説明した。

サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は1日、ソウルでの記者会見で、米経済に上振れの可能性があるとし、今年は3回利上げがベースだが、経済が強くなれば4回利上げが適切になると述べた。

FRBが前日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済はこの数週間に大部分の地区で「緩慢」ないし「緩やかな」拡大が続いた。ただ一部地区で楽観的な見方が後退したことを示す新たな兆候も見られた。

1日の米国では、パウエルFRB理事が講演するほか、主要経済指標が発表される。ブルームバーグ調査によると、5月のADP雇用統計は18万人増加(4月は17.7万人増加)、ISM製造業景況指数は54.7(4月は54.8)、週間新規失業保険申請件数は23.8万件(前週は23.4万件)が見込まれている。

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最終更新:6/1(木) 16:24
Bloomberg