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障害者差別解消へ 静岡に窓口開所 当事者双方と面談も

6/2(金) 8:21配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県は1日、障害を理由にした差別に関する相談窓口を静岡市葵区の県総合社会福祉会館シズウエルに開いた。障害特性に精通した社会福祉士が電話相談だけでなく、双方の当事者と面談して事案解決に当たるのが特徴。民間事業者からの合理的配慮に関する相談も受け付け、差別の未然防止も進める。

 県によると、2016年度、県と市町の職員が対応する既存の相談窓口に寄せられた相談は計103件。山口重則県健康福祉部長は開所式で「相談に至らない分を含めて、相当数の差別事案がある」と指摘した。運営を受託した社会福祉士会の山本たつ子会長は「一口に差別解消といっても難しいが、(新たな)窓口開設が社会全体で考えるきっかけになれば良い」と話した。

 複数の障害者団体が事務所を置くシズウエルには、障害のある人が日常的に訪れる。県担当者は「相談に対するハードルが下がり、多くの障害者の声が聞けるかもしれない」と期待する。

 4月に施行した県障害者差別解消推進条例では、障害を理由にした差別的な取り扱いを禁止する。行政機関や民間事業者などに、負担にならない範囲で障害者に必要な便宜を図る合理的配慮の提供も求めている。

 窓口の開設日時は毎週火、木、金曜の午前10時~午後4時。電話は<電054(252)9800>、ファクスは<電054(252)0016>へ。

静岡新聞社