ここから本文です

JAL、伊丹-花巻就航40周年「地域と航空会社が育てた成功モデル」

6/2(金) 12:15配信

Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は6月1日、伊丹-花巻線就航40周年の記念行事を両空港で開いた。伊丹空港では、JALグループで同路線を運航しているジェイエア(JAR/XM)をはじめ、伊丹で働く地上係員や整備士、社員らが出発便を見送った。

【伊丹で開かれた40周年記念行事】

 岩手県によると、花巻空港は1964年2月15日供用開始。滑走路は当初1200メートルだったが、1983年3月1日に2000メートルとなり、2005年3月17日から現在の2500メートル(RWY02/20)で運用している。

 伊丹-花巻線は1977年6月1日、当時の東亜国内航空(TDA/JD)が開設。日本航空機製造YS-11型機(1クラス60席)で、1日1往復運航していた。

 就航当時は、花巻行きJD631便が伊丹を午前9時15分に出発し、午前11時40分着。伊丹行きJD632便は午後0時5分に花巻を出発して、午後2時40分に到着する運航スケジュールだった。現在はジェイエアがエンブラエル170(E170)型機(1クラス76席)で、1日4往復運航するまでになり、同社の単独路線となっている。

 就航初年度となった1977年度(77年6月から78年3月)の搭乗実績は、旅客数が2万2918人でロードファクター(座席利用率、L/F)が65.1%。翌1978年度は、旅客数が4万3159人、L/Fが72.7%だった。2016年度は旅客数が14万648人、提供座席数21万4318席、L/Fが65.6%と、旅客数は5倍以上になった。

 JALでは、2014年から「学校では受けられない授業 in 伊丹空港」と題し、岩手県内の中学生10人を、伊丹空港内にあるジェイエアの施設見学に招待。格納庫見学などを通じて、子供たちに航空会社の仕事を理解してもらう取り組みを、毎年開いてきた。

 また、2013年からはJALグループ社員の被災地研修として、大槌町でのボランティア活動などを実施。全国各地の名産品や名所を取り上げる「JAPAN PROJECT(ジャパンプロジェクト)」や、その発展版である「新JAPAN PROJECT」では、2013年9月と今年2月に岩手を、2014年2月には宮城や福島と合同で取り上げている。

 伊丹空港では1日、花巻行きJL2181便(午前7時10分発)とJL2185便(午後2時20分発)、JL2187便(午後5時5分発)の乗客に、記念品が配られた。ジェイエアの大貫哲也社長をはじめ、客室乗務員や伊丹で働くJALグループ社員が駐機場に整列し、“チーム伊丹”が総出で出発便を見送った。

 大貫社長は、「伊丹-花巻線は地域の方と一緒に作ってきた路線。航空会社とともに、需要を育ててきた成功モデルではないか。これからも地域と地域をつなぐ存在でありたい」と語った。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:6/2(金) 12:23
Aviation Wire