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【レッドブル・エアレース千葉】本番に向けて室屋義秀選手が意気込みを語る

6/2(金) 7:30配信

レスポンス

6月3~4日に千葉市美浜区で開催される「レッドブル・エアレース千葉2017」。この地での開催は今年で3回目。今や千葉市で開催される恒例の大イベントになった。そのレース開催前の1日、参戦する室屋義秀選手が意気込みを語った。

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レッドブル・エアレースは、国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権で、世界トップクラスのレースパイロット14名が全8戦でしのぎを削る。室屋選手はその14名のうちの1名として2009年から参戦(2011年から13年の間はシリーズ休止)。昨年の千葉大会では日本人として初優勝し、今年のサンディエゴ戦でも2勝目を挙げるなど、2017年シーズンのポイントランキングは現在3位。近年は好調が際立っている。

囲み取材は、大会を前にしたチームの仕上がり具合の質問から始まった。室屋選手は「チームは福島で10日間ほど調整とトレーニングを重ねてきたので、現在とても良いコンディション状態にある。今日の午後には機体をセットアップして、明日からのトレーニングに間に合わせたい」と語った。

イメージを身体に憶えさせる準備については、「コンピュータで解析して状況を正確に把握し、頭の中でイメージしていく。最終的には身体を動かすことで憶えていくが、サンディエゴでは勝ったのは良い事例となった」と、勝利したときのイメージをより強く持ちながらレースに臨む考えを示した。

スタートゲートとシケインが裏表逆になったコース変更に対する不安はないか、との質問には「全体として高速型だが、昨年よりターンが多くなっているのでGが高くなる。スピードは昨年より少し落ちると思うが、パイロットにとってはGがかかるスポーティなトラック。その中でバーチカルターンもあり、その意味では絶妙なトラックレイアウトとなり、金曜日のセッションが楽しみ」と答えた。

今年で3回目となった千葉大会の開催については「1年目は物珍しさもあって見に来てくれた人が多かったと思うが、2年目はモータースポーツが好きな人、レースを見に行くという人が増えた気がする。3回目の今年は、昨年の千葉大会で私が優勝したこと、パイロットに日本人がいるということも含めて、飛んでいる飛行機だけではなく、人間ドラマまで見てくれていると感じている」と話した。

先日、自動車レースのインディ500で佐藤琢磨選手が日本人として初優勝を飾ったことは刺激となったか、との質問には「この優勝は相当に大変なことだと思うし、国を挙げてレースをやっていることを知ってもらうのによい機会となった。これまで頑張ってきたというドラマが見えてくる。エアレースの最終戦となる第8戦も同じインディアナポリスで開催されるので、勝ちに行きたい」と答えてくれた。

なお、現在のランキングトップはチェコのマルティン・ソンカ選手で、2位はドイツのマティアス・ドルダラー選手となっている。室屋選手にそれぞれライバルのプロフィールについても語ってもらった。「ソンカ選手は非常にフライトが安定していて、たぶん機体の性能が一番速い。常に強い状態にあって、本当に僅差で競い合う感じになると思う。ドルダラー選手は昨年のチャンピオンでもあり、手強い存在。彼らの機体の状況を見ながら、我々も後半戦に向けて性能を高めていきたい」との意気込みを述べた。

《レスポンス 会田肇》

最終更新:6/5(月) 19:31
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