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内閣府って何? 「内閣」「内閣官房」…ぜんぶ違う! 秘密文書が通る「地下通路」の行き先は…

6/3(土) 7:00配信

withnews

 たくさんある省庁の中でも、わかりにくいのが「内閣府」。名前からは、どんな仕事をしているのかイメージがわきません。一つの省なのに大臣が9人もいたり、首相官邸の地下通路で結ばれていたり。いったい、内閣府とは何者なのか。超解説します。

【動画】謎の組織「内閣府」がよくわかる動画 だいたい90秒で「超解説」

「縁の下の力持ち」

 超解説するのは朝日新聞政治部の松村愛デスクです。

Q:そもそも内閣府ってなにをしている役所なの?

A:総理大臣やその他の大臣が、法律をつくったり、道路をつくったりする国の「政策」を行うのが内閣です。そうした政策がスムーズに進むようにする「縁の下の力持ち」といえる組織です。


Q:「縁の下の力持ち」って?

A:たとえば少子化対策や地方創生、沖縄対策のように、内閣が進めようとしている政策には複数の省庁にまたがるテーマが多いんです。だから、相反する利害を調整したり、どの法律で対応するかを決めたりする調整役の事務職員が必要。そうした政策の実行部隊、つまり「黒衣(くろご)役」といえます。

内閣、内閣官房、内閣府、ぜんぶ違う組織

Q:「内閣」ってつく組織はほかにもあるみたいだけど?

A:内閣、内閣官房、内閣府。名前は似ていますが、それぞれ違う組織なんです。このうち内閣府は、2001年の「省庁再編」で総理府と沖縄開発庁、経済企画庁が合わさって誕生した、まだ新しい役所です。


Q:普通の省庁とは何が違うの?

A:さまざまなテーマを扱うだけに、財務省、外務省、法務省など仕事内容がわかりやすい役所とはちょっと違っていますね。

菅官房長官は内閣?内閣官房?

Q:ややこしい……

A:総理大臣を右腕としてすぐそばで補佐する組織が「内閣官房」。ここには内閣のスポークスマンである官房長官のほか、総理大臣補佐官、さらに内閣官房副長官、内閣官房副長官補、内閣危機管理監といった人たちがいて、総理大臣の仕事を支えています。


Q:菅官房長官、よく見ます!

A:政治家や官僚のほか、官僚出身の民間人もその手腕を買われて起用されています。


Q:菅官房長官は内閣?内閣官房?

A:内閣官房です。内閣官房は、そのときの内閣、今でいえば安倍内閣の考えが色濃く反映されたテーマを扱うことが多いです。例えばアベノミクス、一億総活躍、働き方改革、国土強靱(きょうじん)化、2020年東京五輪・パラリンピックなどがあります。

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最終更新:6/3(土) 7:00
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