ここから本文です

採用活動前のめり 静岡県内、主要企業面接解禁

6/2(金) 8:28配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 2018年3月卒業予定の学生に対する企業の採用面接が解禁された1日、県内でも主要企業が選考を開始した。4月の県内有効求人倍率が1・51倍になるなど雇用情勢の改善が進み、人手不足感は強まる一方。既に内定を約束された学生も多いが「当事者に売り手市場の実感はない」として、就活を続ける学生の過度な重圧を心配する声もある。

 静岡伊勢丹は同日、選考活動を開始した。学生のコミュニケーション能力を見極めるため、面接に先立つグループワークを実施。静岡銀行など経団連加盟企業も面接選考をスタートさせた。静岡銀の人事担当者は「地域の発展に貢献したいという意欲のある学生を採用したい」と話す。

 大企業が加盟する経団連の採用指針では、6月1日に選考活動が解禁になる。指針のルールを意識する企業の中でも採用の前のめり傾向が強まり、選考当日に内定を約束する企業もある。

 静岡大に通う女子学生(21)は1日、静岡市内で本命企業の選考に臨み、即日に内々定を獲得。就活に終止符を打った。「精神的にきつかったが、大勢の人と会って視野が広がった」と振り返った。

 3月の説明会スタートから選考までわずか3カ月の間に会社説明会、エントリーシート提出、採用担当者との「面談」などの日程が集中した短期決戦。就職支援財団(静岡市)によると、企業研究や自己分析が過密日程に追い付かず、就活がうまくいっていない学生も多い。

 一連の就活戦線の中で、6月は合同会社説明会などのイベントが増えてくる再スタートの時期。同財団の鈴木寿彦事務局長は「見逃してきた企業を自分主導で発見できるチャンス。もう一度、焦らずに自分を見つめ直してほしい」と話す。

静岡新聞社