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7試合連続2ケタK日本新 楽天・則本“直球回転数”でダル超え

6/2(金) 12:08配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 楽天の則本昂大(26)が、あの野茂英雄を超えた。1日の巨人戦で12奪三振の快投。連続2ケタ奪三振を7試合に伸ばし、91年に野茂がマークした6試合連続の日本記録を更新した。

 中でも圧巻だったのは八回の投球だ。

「ファンのみなさんの声援で力が湧き出た」

 本人がそう振り返ったように、記録に王手をかけてギアが上がった。

 9個の三振を積み上げて迎えた先頭の3番・坂本勇からフォークで空振り三振を奪って記録を達成すると、4番でセ首位打者のマギー、5番・阿部を相手に3者連続の空振り三振。3人に投じた全15球のうち、8球の直球はすべて150キロを超えた。球数が120球に達してなお、球速はまったく衰えず、阿部の3球目にはこの日の最速タイとなる156キロをマークするのだから、巨人は呆然とするしかなかった。

 昨季は史上6人目となる3年連続の奪三振王。今季はさらに凄みを増した。本人は、「真っすぐのスピードが上がったのが一番ですかね」と自己分析するが、他球団スコアラーは「スピードだけでなく、質も上がった」と証言する。

 実際、この日の則本は直球の回転数を計測する「スピンレート」で、2500以上を複数回マーク。1分間の球の回転数を表すこの「スピンレート」は、直球の伸びや質を分析するときの一つの指標になっており、メジャーの昨季の平均は2264。米球界でも上位にランクされる、レンジャーズのダルビッシュ有(30)で今季平均は2311となっている。

「球の回転数だけで投手としての優劣を判断することはもちろんできないが、少なくともノリモトのストレートはダルビッシュと遜色のない、米球界でもトップクラスの伸びと質を持っているということはいえる。当然、直球の質が良ければ、変化球はより生きる。メジャーでも『ドクターK』として力を発揮できる可能性がある。あのノモの奪三振記録を抜き、ダルビッシュにも負けず劣らずの直球を持っているという事実は、ノリモトに対するメジャーの評価をさらに押し上げることになるね」(ア・リーグ球団スカウト)

 則本は楽天と今季から3年契約を結び、19年オフにメジャー挑戦を含めた話し合いを球団と持つことになっているが、この日の快挙達成で複数のメジャー球団が腰を浮かすことになりそうだ。

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