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亀梨と山Pがスタジオで激アガりした憧れのバンドが登場。AKB48への衝撃発言も!Mステのライブ演出は今月も挑んでいた

6/2(金) 19:02配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。5月のMステは通常の1時間プログラムが3回(12日、19日、26日)放送されました。前後編でお届けする今回、まずは5月最大の話題と言ってよいこの方々の話題からどうぞ。

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■Dragon Ash:強く、そしてしなやかに。これがロックバンドの生き方

26日の放送に出演したDragon Ash。1998年のメジャーデビュー以降数々のヒット曲を生み、20年近くも日本のロックシーンの先頭をひた走る彼らですが、これまでMステへの出演はありませんでした。

基本的にはライブの現場を大事にし、それゆえ地上波のテレビ番組への出演は数えるほどしかない彼ら。デビュー20周年を迎える今年、満を持してのMステ初出演となりました。

この日の彼らの出番は番組ラスト。演奏前のトークではタモリの「初めてのMステだけど……」というお約束の投げかけに対してボーカルのKjが「光GENJIが大好きだったんで、歌っているのをテレビの前にラジカセを置いて録音していました」と返して番組との意外な関わりを披露。

また、「みんなみたいに真ん中ではやってないんですけど、ロックバンドもカッコいいんだっていうのをちょっとでもわかってもらえたらうれしいです」とロックバンドとしての地位を築きながらメインストリームの音楽の動向も気にしている彼ならではの発言もありました。

トーク後に200人のファンの前でパフォーマンスしたのは、彼らのライブに臨む姿勢をそのままに歌にしたロックナンバー「Mix it Up」。ダンサーも含む7人がステージに並ぶ姿はとにかく絵になりますね。

曲の途中にはKjからの「いつも通りやろうや!」という煽りが入り、それに対して遠慮なくダイブやモッシュで応えるファンたち。2014年1月の『LIVE MONSTER』(日本テレビ)でもライブハウスそのままの熱気を地上波に届けてくれた彼らでしたが、今回もそのときに引けを取らないインパクトのあるライブを見せてくれました。

生放送で完全なる生ライブをファンの前でやる、しかもある意味では危険も伴うダイブやモッシュといったファンの盛り上がり方も許容するということで、Mステ側にもいつもとは異なる緊張感もあったのではないかと思います(バンドのオフィシャルアカウントからも「あのステージはトークとCMの合間の5分足らずで一気に組み上げ、鉄柵10枚敷いて、オーディエンス200名がスタジオの外から駆けつけたものなんです。これはなかなか見応えありました!」というツイートがされていました。)

そんな番組サイドに敬意を表してか、Kjは歌詞の一部を「ミュージックステーションだってカラオケじゃないぜ」と変えて歌うサービス。この流れには、1999年の『COUNTDOWN TV』(TBS)で「Let yourself go,Let myself go」を披露した際にKjがマイクを逆さまにして歌ったこと(いわゆる「口パク」への皮肉としてのアクションだと言われていました)を思い出しました。

演奏後には「ありがとう、最高だった!」とファンに向かって深々と頭を下げていたKj。このステージだけでも本当に素晴らしかったのですが、この日はDragon Ashと共演者の絡みもたくさんの見どころがありました。

■Dragon Ashとの共演に、亀と山P、興奮抑えられず

まずは亀と山Pのふたり。ともに30代前半の彼らは思春期にこのバンドのブレイクを体験しているだけあって、番組の各所でDragon Ashへの思い入れを表現していました。

本放送前のミニ枠「ミニステ」に出演していた際には、この日の出演者としてDragon Ashが紹介されるとワイプでノリノリになる亀梨くん。そして実際の演奏前には「世代です。カラオケで誰が先に歌うかって取り合いみたいな感じで」(亀梨)、「一生懸命ラップのリリックを覚えていました(山下)」、さらに演奏後には「アドレナリン出て楽しかったです」(山下)とそれぞれの言葉で素直な心境を表現。ジャニーズのトップスターも、この日は「ファン代表」として熱いまなざしを向けていました。

また、番組の直前からDragon Ashと交流していたのが私立恵比寿中学(エビ中)。インスタグラムにはこの2グループがエビ中ポーズで写真を撮っている様子がアップされていましたが、それを引きずってか番組オープニング時にはKjがエビ中ポーズで登場。このバンドの重要な要素のひとつであるお茶目な側面を見せていました。

そして極めつけが、番組ラストに話されたAKB48との繋がり。Kjの口から「櫻井さん(ドラムの桜井 誠)、AKBの劇場のときから観に行ってたんで」「松田龍平と新井浩文と櫻井さんの3人で、目が合った目が合ったと騒いでいた。対バンできて良かったと思います」というエピソードが語られると、指原莉乃も渡辺麻友もびっくりした表情に。放送後にはAKB48総監督の横山由依が感謝のツイートを発しており、櫻井も「これをきっかけに堂々と応援できる」と冗談交じりに返していました。

硬派なロックバンドがヒットチャートの中心にいる面々と交流して刺激を受ける、こんな場面を演出することこそがミュージックステーションという番組の果たすべき役割かと思います。この日のMステは、「タコツボ化」がここ数年進んでいた音楽シーンが改めて大きなうねりを取り戻しつつある2017年の空気を象徴するような内容でした。

[前編]はここまで。[後編]では今回触れたDragon Ash以外のグループのパフォーマンスについてもお届けしたいと思います。6月3日(土)の配信をお待ちください!

TEXT BY レジー(音楽ブロガー/ライター)


【2017年5月12日放送分 出演アーティスト】
倉木麻衣「渡月橋 ~君 想ふ~」
スキマスイッチ大橋卓弥&トレンディエンジェル斎藤 司「映画『SING/シング』MステSPメドレー」
西野カナ「パッ」
Flower「MOON JELLYFISH」
ゆず「サヨナラバス」「雨のち晴レルヤ」「虹」「夏色」
東京B少年「BYAKUYA」「僕はVampire」「Sexy Zone」「Come On A My House」「喜びの歌」「Love Situation」「Hi Hi JET」

【2017年5月19日放送分 出演アーティスト】
LiSA「Catch the Moment」「Rally Go Round」「Brave Freak Out」
WANIMA「CHARM」
Aimer「蝶々結び」「Stars in the rain」
Flower「MOON JELLYFISH」
亀と山P「背中越しのチャンス」
ウルフルズ「バカヤロー」

【2017年5月26日放送分 出演アーティスト】
コブクロ「心」
亀と山P「逆転レボルシオン」「背中越しのチャンス」「青春アミーゴ」
AKB48「願いごとの持ち腐れ」
私立恵比寿中学「なないろ」
Dragon Ash「Mix it Up」