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<BLAME!>劇場公開と同時配信も異例のヒット 話題のアニメの成功の裏側

6/3(土) 10:00配信

まんたんウェブ

 「シドニアの騎士」で知られる弐瓶勉(にへい・つとむ)さんのSFマンガが原作のアニメ「BLAME!」が異例のヒットを記録している。同作は、5月20日に劇場公開と同時に動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で世界で配信されるという異例の試みが話題になった。配信しているのであれば、わざわざ劇場に足を運ぶファンはいないのでは……。公開前はそんな声もちらほら聞かれた。しかし、結果は5月20、21日と同27、28日のミニシアターの週末観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で、2週連続で首位に輝き、ネットフリックスのディレクターのジュリアン・ライハンさんも「数字は公表していませんが、世界的にとても好評」と手応えを感じているという。異例の試みが実現し、成功した裏側とは……。アニメを製作したポリゴン・ピクチュアズの守屋秀樹プロデューサーとライハンさんに聞いた。

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 ◇映画館で見る付加価値を

 「BLAME!」は、弐瓶さんのデビュー作で、1997~2003年に「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載。人類が違法居住者として駆除・抹殺される暗黒の未来を舞台に、無限に増殖を続ける超巨大な階層都市の探索者・霧亥(キリイ)の孤独で危険な旅が描かれた。アニメは、ネットフリックスのオリジナルのアニメとして製作され、5月20日に27館で、劇場公開された。

 さらに、英語や韓国語、ポルトガル語 、簡体字中国語など25言語の字幕版、英語やポルトガル語など9言語の吹き替え版も作られ、同日から190以上の国と地域で配信された。3日から上映が始まった映画館もあり、延べ50館以上の公開となり、守屋プロデューサーによると「2カ月くらいで考えていた目標を2週間で達成しそう」と好調だ。

 そもそも、「BLAME!」はネットフリックスの資金援助もあって製作されたが、最初から劇場でも公開するプランがあったという。守屋プロデューサーは「配信だけでは、回収が難しい。劇場公開だけでも難しい。劇場でも公開することを最初から決めていた。やったことがないのでさまざまな方法を考えた」と話す。

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最終更新:6/3(土) 10:00
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