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錦織、鬼門の地元フランス勢をストレートで料理

6/2(金) 5:05配信

スポーツ報知

◆テニス 全仏オープン第5日▽男子シングルス2回戦 錦織3-0シャルディー(1日、パリ・ローランギャロス)

 【パリ1日=大和田佳世】男子シングルス2回戦に登場した第8シードの錦織圭(27)=日清食品=は、6―3、6―0、7―6で世界ランク74位のジェレミー・シャルディー(30)=フランス=を下した。第1セット第7ゲームから一気に12ゲームを連取。過去2年連続で敗れていた鬼門の地元勢を突破した。佐藤次郎に並び、日本勢男子シングルス最多13勝目(棄権勝利を含まず)を挙げた。3回戦は世界ランク67位の鄭現(21)=韓国=と対戦する。

 錦織に本来の力強さが戻った。暑さが戻り、シャルディーへの熱狂的な声援が送られるアウェーの中で、1時間52分の短時間で試合を終わらせた。「内容はすごく良かった。第3セットは0―3から巻き返されたが、それ以外はほぼ完璧」。反省の弁を並べた初戦から一転、最高の出来だった。

 第1セットは出だしの悪さが再び出た。第1ゲームで強烈なリターンを食らいブレイクを許した。しかし、サーブが安定しない相手のダブルフォルトを機にブレイクバック。第8ゲームで再びダブルフォルトをきっかけにブレイクした。

 第2セットに入ると、面白いように錦織のショットが決まった。前方に落とされた球を苦しい体勢で返した球がラインぎりぎりに落ちる。大きく右へ走らされた状態から打ったフォアハンドのクロスが、見事に決まる。前へ積極的に攻め入る理想の形も何度も作る。2ポイントしか落とさず圧倒。第3セット第3ゲームまで12ゲームを連取した。

 全仏では2年続けて地元勢に敗れていた。試合前、シャルディーの選手紹介では大きく沸いた。しかし試合が進むにつれて、錦織のプレーぶりに心を動かされたのか、フランスのファンからも多く拍手が送られるようになった。第3セット終盤には逆転を期して会場でウェーブが起こり「ジェレミー!」の大合唱。それもプレーで黙らせた。

 第3セット第3ゲームの時点でトレーナーを呼び、右肩の治療を受けた。初日の練習から気にするしぐさを見せていた箇所。1回戦で3時間超えの試合を戦い、不安を抱える右手首に関しても「再発しないように祈っている」と話していた。調子を取り戻しただけに、体調面での心配が1つ増えたことが気がかりだ。

最終更新:6/2(金) 5:05
スポーツ報知