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【安田記念】ステファノス 中距離路線で蓄えた地力をマイルで爆発だ!

6/2(金) 20:18配信

東スポWeb

【安田記念(日曜=4日、東京芝1600メートル)新バージョンアップ作戦】東京GI・5連戦を締めくくるのはマイル王を決する第67回安田記念(4日=芝1600メートル)。確たる主役不在のマイル戦線を読み解くのは、混迷の3歳頂上決戦をともに◎△○で3連単(オークス=2万130円、ダービー=1万1870円)を的中させた新VU作戦の明石尚典記者。GI・3連勝に向けての自信の◎は中距離G�で2着3回の実績を持つステファノスだ。

 当日の1000万下・青嵐賞のVタイムが2分23秒8。レースレコード2分23秒2更新の期待も膨らんだダービーだが…。5ハロン通過63秒2とまさかの超スローペース。終わってみれば、2分26秒台という想定外の“凡タイム”での決着となった。ペース、展開予想の難しさを改めて思い知らされた次第だが、これと同じことが起こったのが昨年の当レースだ。

 4ハロン通過は47秒0。およそマイルGIとは思えぬ緩ラップを刻んで、Vタイムが1分33秒0。後続はまんまと田辺=ロゴタイプの術中にハマった格好とはいえ、逃げた勝ち馬の上がりを上回ったのがわずか4頭では言い訳にならない。結果(着順)はともかく、これだけ余力十分の前半ラップならもっと切れてほしかった、が本音。まるで今のマイル路線の停滞ぶりを予見させるようなレースだった。

 既成勢力に魅力を感じないとなれば、“新規参入”か“新世代”かの2択。当欄が選択したのは前者=別路線組によるマイル路線制圧だ。そのミッションを託すのはステファノス。10ハロンを軸に使われてきたものの、初にして唯一の重賞タイトルは東京マイルの14年富士S。ただ、それより前…3歳春の戦歴にこそマイラーとしての萌芽を見て取ることができる。

 別表に示したのは2014年毎日杯、白百合Sの走破タイム&レースラップ。阪神9ハロン=1分46秒7、京都9ハロン=1分45秒1とどちらも好タイムを叩き出しているが、マイル換算(中間の5ハロン目をカットした前4ハロン+後4ハロン)すると数字的価値はすごみを増す。

 前者は同じ日の1000万下のVタイム(1分35秒4)を大きく上回る1分34秒4。後者は同開催の準オープン・錦S(1分32秒6)とほぼ互角の1分32秒7。3歳春の段階で1000万下を凌駕し、準オープンと互角ならマイル適性に疑いの余地なし。ひと夏を越して古馬相手にあっさり重賞Vを決めたのはある意味、必然と言っても過言ではない。

 ステファノスが2年連続で馬券絡みを果たした一昨年、昨年の天皇賞・秋はラスト4ハロンがそれぞれ45秒6、46秒2。不確定要素の権化のごとき前半ラップを抜きにしても、45秒台から46秒台前半のラスト4ハロンラップでともに最速上がりマークなら、マイルの差し比べにも不安はない。日本競馬のトップランナーが揃う中距離路線を巡って蓄えた地力。その種が芽吹き、花を咲かせる時がいよいよやってきた。

最終更新:6/2(金) 20:32
東スポWeb

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