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【楽天】則本、7戦連続2ケタK!野茂超えた日本新「疲れました」

6/2(金) 5:05配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天3―2巨人(1日・Koboパーク宮城)

 楽天の則本が、巨人打線から12三振を奪い、1991年の野茂(近鉄)を抜く7試合連続2ケタ奪三振の日本新記録を達成した。雨が降る悪条件の中、8回2失点で12K。両リーグ単独トップの7勝目を挙げ、チームを今季初の5連勝に導いた。

 残った力を出し切った。則本は8回、坂本勇、マギー、阿部を3者連続三振。12個の三振を奪って右手を大きく突き上げた。7試合連続2ケタ奪三振の日本新記録。一気にギアを上げての大記録に「疲れました。なんとか勝ちたい、その気持ちだけ」と胸を張った。

 雨の影響で約30分、試合開始が遅れた。それでも初球で今季最速タイとなる156キロ。2回2死まで三振は奪えなかったが、そこから150キロ台の直球、大きく曲がるスライダー、落差のあるフォークを操った。さらに「逆転した後の7回からボールが指にかかって、ちょっとつかめた所があった」と128球目にも156キロを計測した。

 3月のWBCに出場した。NPB球とは違う滑りやすいボール、硬いマウンド、1か月早い調整などで苦しんでいる選手が多いが、則本にはそういった“副作用”は感じられない。13年WBCでコーチを務めた与田投手コーチはこう証言する。

 「WBCに行くことで、マイナス面ばかりが取り上げられるけど、プラスになる選手だっている。ダルだってマー君だってそうだった。則本も今のところはそうだと思う」

 則本自身も「状態がいい」と話す。WBCの影響については「どうなんですかね」と半信半疑だが、慣れない環境での闘いが自信となり、財産となった。使い慣れた球、力の伝わりやすいマウンドに戻って「真っすぐが去年に比べて勢いがついたかな」と三振増の要因を挙げる。

 プロ5年目。直感力も研ぎ澄ます。2年目の14年から対戦した打者のデータなどをノートに記入していたが「面倒くさくなったから」と今年はやめた。マウンドで感じた打者の雰囲気や自らの経験を重視。大投手への階段をまた一歩、上った。

 両リーグ単独トップ7勝、9登板で90Kは圧倒的。6連勝のエースの快投でチームは今季初の5連勝だ。球団史上初の交流戦3連勝スタートで、2位との差は今季最大4・5ゲーム。「このまま自分が投げる試合は常に勝てるようにやっていきたい」。次戦は99年のP・マルティネス(Rソックス)と15、17年のセール(Wソックス、Rソックス)が樹立した8試合連続2ケタ奪三振の“世界記録”に挑む。(安藤 宏太)

最終更新:6/2(金) 5:05
スポーツ報知

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