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藤井四段が公式戦20連勝「勝負メシ?こだわりありません」

6/2(金) 21:40配信

東スポWeb

 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)が2日、大阪市の関西将棋会館で行われた第43期棋王戦予選で澤田真吾六段(25)と対局。千日手が成立して指し直しとなった対局を155手で制し、自身が持つプロデビューからの公式戦連勝記録を「20」に伸ばすとともに、棋王戦挑戦者決定トーナメント進出を決めた。

 藤井四段は「先行されて厳しくなりました。その後盛り返した場面もありましたが、見落としもあったりして、全体的に苦しい将棋だったと思います」と振り返った。

 連勝記録は大台の「20」まで伸びたが「ここまで連勝できたということはうれしいです」と、はにかんだ。

 棋王戦の本戦に向けては「強い先生ばかりなので、思いっきりぶつかっていけたらと思います」と言い、「公式戦では連勝が続いていますがそれは意識せず、一局一局指していきたい。まずは実力をつけるというところで頑張っていきたい」とあくまで謙虚に今後の目標を語った。

 一方、敗れた澤田六段は「強いのは分かっていました。やる前は五分五分のつもりでしたが、最後は実力不足ですね」と話した。

「何年前かは覚えていない」というが、以前に藤井四段と対局経験があったそうで「平手で公式戦では初めて。年を取ったなと思いました」と苦笑いした。

 将棋関係者の間では「澤田なら(連勝記録を)止められる」と、下馬評は甲乙つけがたいものだったという。そんな注目の対局は、午前10時に先手・澤田六段、後手・藤井四段で始まったが、約1時間半後の午前11時28分、61手で千日手が成立した。千日手とは対局中に同一局面が4回現れることで、関係者によると「プロの対局でも数十局に1回は起こる」とそれほど珍しいものでもないものの、藤井四段は公式戦初の千日手となった。一方、澤田六段は今年に入って2回、千日手となっているが、いずれも指し直し局で勝利している。通常は30分の間を置いて先後を入れ替え、最初からやり直しとなるが、この日はそのまま昼休憩に入り、午後の対局から先後が入れ替わった。

 毎回、“勝負メシ”として注目を浴びる藤井四段の昼食だが、この日は将棋会館1階にあるレストラン「イレブン」のサービスランチ「珍豚美人(ちんとんしゃん)」をオーダー。藤井四段が注文することが多い麺類ではなく、メーンは豚肉の天ぷらに特製セサミソースをかけたものだった。藤井四段は「特にこだわりはないですが、そういう気分でした。将棋には影響ありません」とキッパリ話した。

 次回は7日の「第2回 上州YAMADAチャレンジ杯」。勝ち進んだ場合、1日3局を指すことになり、一気に連勝記録が伸びる可能性がある。快進撃はどこまで続くのか。

最終更新:6/2(金) 21:46
東スポWeb