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英作家トールキンの作品が執筆100年経て初出版、戦争の経験から発想

6/2(金) 17:00配信

ロイター

[ロンドン 1日 ロイター] - ファンタジー「指輪物語」の作者J・R・トールキン(1973年に81歳で死去)が100年前に執筆した小説「ベレンとルシアン」が1日、出版された。作品には、第1次大戦での恐怖体験から発想した内容が含まれているという。

「ベレンとルシアン」は、トールキンの息子のクリストファーさんが編集。トールキンが作り出した架空の世界「ミドルアース(中つ国)」を舞台に、人間の男ベレンとエルフ族のルシアンが登場する。出版を手掛ける米ハーパーコリンズ社によると、作品には何度か修正・加筆された別の長編から取られた息詰まる冒険や禁断の愛が主題となっている。

トールキンはこの作品を、1916年に第1次大戦中にフランスから帰還した後に執筆。トールキン研究者のジョン・ガース氏はBBCとのインタビューで、執筆には戦場での忌まわしい経験を振り払う「悪魔祓い」の機能があったと述べた。

挿絵は、ピーター・ジャクソン監督の映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を担当してアカデミー賞を獲得したアラン・リーさんが手掛ける。

最終更新:6/2(金) 17:15
ロイター

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