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日立のエレベーター、世界最速奪還 分速1260メートル

6/2(金) 17:50配信

ITmedia ビジネスオンライン

 日立製作所は6月2日、中国・広州市で建設中の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」に導入予定のエレベーターが、速度試験で世界最速となる分速1260メートル(時速75.6キロ)を計測したと発表した。

【画像:エレベーターの特長】

 薄型かつ大出力の永久磁石モーターを採用し、高強度かつ軽量なロープを導入したことにより、超高速化に成功。300度以上の摩擦熱に耐える素材を使用したブレーキを搭載しているため、安全な停止が可能という。

 独自の気圧制御技術を実装しているため、高速エレベーター特有の「耳詰まり感」も緩和できるとしている。

 導入先の広州周大福金融中心は地上111階・地下5階・高さ約530メートルで、オフィス・ホテル・住宅が入居する。エレベーターは、実運用時は分速1200メートルで運転する予定だ。

 当初は16年秋に運行開始予定だったが、ビルの完成が長引いているため、実用化は18年度中になるという。

 このエレベーターは昨年5月の走行実験で、当時の世界最速記録の分速1200メートルを計測したものの、12月に三菱電機が中国・上海市の高層ビル「上海中心大厦」(地上632メートル)に導入したエレベーターが分速1230メートルを記録したため、世界最速の座を奪われていた。