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錦織、日韓戦下克上はNO!後輩斬りだ

6/3(土) 7:05配信

スポーツ報知

◆テニス4大大会第2戦 全仏オープン第6日(2日、パリ・ローランギャロス)

 【パリ2日=大和田佳世】男子シングルス第8シードの錦織圭(27)=日清食品=は2日、3日(現地時間)の鄭現(21)=韓国=との3回戦に向けて、約1時間練習した。IMGアカデミーの後輩でもあり、世界ランク67位まで躍進してきた姿を気にかけてきた存在。アジア人初のトップ5入りを果たした先輩として、実力を示す。

 アジア選手NO1の錦織が、韓国期待の星を迎え撃つ。鄭現について「彼の活躍は、ここ数年しっかり見てきた。プレー内容を知っているわけではないが、ストロークがしっかりしている選手。より長いラリーになると思う」と警戒した。

 韓国・水原出身で元選手の父を持つ鄭現は、両親から「目を良くするには緑のものを見るのがいい」と言われ、6歳からテニスを始めた。視力を補うサングラス姿は、今やトレードマークになっている。2009年に兄とともに渡米し、IMGアカデミーで13~15歳の2年間を過ごした。当時から錦織は「才能があった」とみていた。13年ウィンブルドン・ジュニア準優勝など活躍してきた。

 15年10月に自己最高の世界ランク51位をマーク。下部大会で年間4勝して120位も順位を上げたことから選手間投票で「最も成長した選手」に選ばれた。男子日本代表の高田充ヘッドコーチは「欧米勢にもパワー負けはしない。とにかく、しぶとい」と分析する。フォーム改造が影響し、今季前半はスランプだったが、今回は初戦で第27シードのS・クエリー(米国)を破って、4大大会で初の3回戦進出。「(錦織を)尊敬している。一度プレーしたいと思っていた」と心待ちにしている。

 錦織にとって韓国人選手との対戦は、11年8月のウィストンセーラム・オープン予選2回戦のダニエル・ヨー以来(2―0の勝利)。2日は午前11時から約1時間、練習を行った。1日の試合中に治療を受けた右肩の付け根を気にかけ、右腕をぐるぐると回したり、もんだりする場面も。粘り強い相手を想定し、ドロップショットの処理や同じ状況でドロップショットと強打を打ち分けた。アジアを引っ張る先輩として結果を残す。

 ◆鄭現(チョン・ヒョン)1996年5月19日、韓国・水原生まれ。21歳。6歳でテニスを始め、2009年に13歳で米国留学。13年にウィンブルドン・ジュニアで準優勝した。14年のプロ転向後ツアーは未勝利で、下部大会でシングルス12勝、ダブルス1勝。世界ランクの自己最高は51位(15年10月26日付)。4大大会の最高成績は15年全米、17年全豪の2回戦。15年末に1か月の兵役を経験している。185センチ、83キロ。右利き、両手バックハンド。

最終更新:6/3(土) 8:01
スポーツ報知

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